つまずいたからこそ見えるもの、伝えられること
昨年2023年の5月から、幸運と拡大の星、木星が牡牛座にある。
太陽星座が牡牛座の私は、この1年間ずっと、
“自分の本当にやりたいことや使命、生まれてきた意味は何なのか”
について考えてきた。
辿り着いたのは、シンプルに
『誰かの助けになること、喜んでもらえること』
それが私の一番の喜びだということだった。
やりたいことは、つまずきの先に見えたもの
これまでいくつか記事にもしてきたけれど、
親子関係で悩む人をサポートしたい、
子どもたちがこの先も生きていたいと思える未来をつくりたい、
固定観念に囚われず、いろんな生き方を尊重したい。
これからの人生をかけてやっていきたいと思うことは、
両親との関わりが苦しくて、
家族の中での居心地が悪くて、
そんな風に育った自分が、どう子どもたちに関わればいいのかわからなくて、
夫婦関係も維持できなくて、
いろんな苦悩と自己否定と葛藤という、たくさんのつまずきを繰り返してきた中で、
そこからどうにか這い上がった経験を、同じように悩む誰かに伝えたい、ということだった。
“自分のつまずきが誰かの役に立つ”という喜び
小さい頃から、学校など家以外の場所では『いい子ちゃん面』をしていた。
家の中では、もちろん褒められることもたくさんあったけれど、基本的には『反抗的で扱いにくい子ども』という立ち位置。
あまり自己肯定感が強くなかった分、誰かに「ありがとう」「すごいね」と言ってもらえると心の底から嬉しかった。
高校、大学では、生物が大好きで理系に進んだものの、数学や物理が苦手なことがコンプレックスだった。
新卒で入社したのは出版社。
研究職には向かず、中高生向けの参考書などを編集する仕事に就いた。
高校数学の問題集の制作に関わっていたときのこと。私が書いた解説に、高校の先生から、
「こんな解説が欲しかったんです!みんなここでつまずくから!こんな丁寧な解説見たのは初めてです!」
と言って、とてもキラキラした眼で感謝を伝えられた。
そのときの喜びは、今でも鮮明に残っている。
“自分の弱点が、誰かの役に立つことがある”
この経験が、今の目標に向かう最初の一歩だったのかもしれない。
1人でもいい、誰かの心に響いたら
もちろん、自分と同じような経験を誰もがしているわけではない。
だから、私の発信は決してたくさんの人の役に立つものではないと思う。
だけど、人生という正解のない旅の中で、問題に突き当たって抜け出せないとき、
私の言葉がヒントになって、生きていくのが楽になる人が1人でもいてくれたら、と願っている。