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【海吉丈幼少期篇】

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【バキャク】本編はBL大人向小説ですが…。  note掲載は丈ちゃんの健全おチビもの、すくすく成長篇です。
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「バキャク」について

「バキャク」について

 織末彬義の166冊目の同人誌として【バキャク】をアカプルコの月企画が印刷発行しております。

 織末彬義がペンネームです。
 イベントなどに出展する時に使うサークル名が『アカプルコの月企画』で参加してます。
 サークル名は世間的な出版社ネームと意味合いは同等かと思います。
 コミケなどのパンフはサークル名で探します。 

【バキャク】本編にも、興味をもって戴けると嬉しいです💓
紙媒体の同人誌購

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海吉丈二歳篇  1

海吉丈二歳篇 1

【バキャク】
 瀬守凱斗海吉丈
 この小説は海吉丈の天然無邪気な幼少期のことを描いています。
 

第一章 海吉鼎三は剛毅な男である。
 恋女房も大切だが、たいへんな子供好きで多くの我が子を持つことを諦めることは出来なかった。
 三人の女と二人づつの子を設けることとなった。
 ヤクザ家業に水商売はつきものだから極妻の手は多いほど良く、子を鎹(かすがい)にして、どの女とも完全には縁が切れることはない

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海吉丈二歳篇 2

海吉丈二歳篇 2

第二章

「これ私が買ったの、上が五万円、フリルパンツが二万弱、この靴下が六千円よ、あなた」
「‥‥」
 雪子が丈の服を指さして値段を告げた。
「昨日の服は麗が選んだの、値段は‥」
「判った、理由が判れば良い」
 海吉は手を振る。
 衣食住にお金がかかるものだ。
それが一人増えたのをきちんと把握してなかったと実感する。
「半年前までは、丈の誕生祝い金とか、そちらからのお金を使っていたんだけど。でも

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海吉丈二歳篇3

海吉丈二歳篇3

第四章

 出かける準備をしていると、麗も帰宅し、同行することになった。
 女三人であれこれと相談し、丈は何度も服を着せ替えられた。
 手にミニカーを持たせていれば、それを走らせるのに夢中で大人しい。
「わぁ、可愛い」
「これは名画の天使だわ」
 ホワイトに極めて近いベビーピンクのワンピースの裾から、フリルレースのズボン裾が覗く。
レースの靴下に同色の革靴を履かせる。
 丈はさすらい派と判明したの

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