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「弱者の動画戦略」が強者と違うのはなぜか?

こんにちは。
福岡でテレビショッピングを中心に映像ディレクターをしている別府です。3児の母、共働きのフリーランスです。

今日は「弱者の戦略」が動画コンテンツ制作でも同じな話。
私は約15年間、映像制作会社に所属しナショナルクライアントや地元強豪通販会社のテレビショッピングの映像制作に携わり、2年前に独立。
今はフリーランスとしてテレビショッピングにも関わり続けながら、中小企業のYouTube動画制作サポートや個人商店、そして起業家の動画制作などを行っています。

まさに「強者の戦い方」と「弱者の戦い方」を動画作りの側面から見てきました。そこで2つを経験して感じた違いを記録します。
中小企業の広報担当者の方、フリーランスの1人経営者など動画やチラシなどのビジュアルコンテンツを仕事に活かしたい方にオススメです。

会社員から動画制作としてフリーランスで活動する私のことも書いてみました。プライベートなので今回は有料記事といたします。

ではどうぞ!


強者の真似をした末路

こちら、木下斉さんが9月から始めたジブン株式会社ビジネススクール。
今月のテーマは「弱者の戦い方」。

「一般的なビジネススクールは、大手企業のやり方やマーケティングの一般論から説いていて参考にならない」と、このvoicyで具体例とともに語られています。

もし資本力があれば、綿密な計画を立ててそれに沿ってリソースを分配しチームを作りあげ、既存サービスを塗り替えるインパクトを残すような「強者の戦略」が出来る。
一般的なマーケティングやビジネススクールで教えがちなのはこの手法。

しかし、「弱者」が同じことをしていては計画の時点で迷走したりチームを作ったものの責任の所在や連絡が曖昧になって手間が増え、事業途中で失敗し撤退してしまう。

例えば、ある中小企業の動画制作のお話。
大手の動画をベンチマークで見て真似しようと時間をかけてリサーチして企画進行。参考の軸がブレているのでどうしたいのか決まらず代理店や制作会社と「ブレスト」という名の雑談に時間と労力をかける。
企画とシナリオがなんとか決まったものの(そもそも企画が決まらず制作しない場合もあり計画だけでお金を使い果たすなど)さらに目標とプライドは高いので現場担当者でOKでも現場に来ないの担当者から別の意見が出まくって編集も決まらない。
なんとか動画が出来てOAしてみたものの思っていた反応が出ない。
その責任を代理店や制作会社に押し付け首を切り別のところへ…の無限ループ。

※あくまで架空の話です

確かに強者の戦略から学ぶことが全くないとは言えませんが、盲信すると痛い目に遭ってしまいます。

大手で実績を残した代理店に頼めば何とかしてくれるという傲慢、大手のやり方じゃないからうまくいかない気がする不安…
私はどちらもテレビショッピングの映像制作の現場で見てきたので肌身で感じています。

弱者の戦略は"局地戦、接近戦、一騎打ち"。

今個人商店や中小企業の動画制作をしていて必ず確認しているのが、
今いる顧客=営業先、得たい目標と期限です。

具体的には、すでに実績がありお客さんも頭に浮かんでいる、今回のキャンペーンでこのサービスを打ち出しこのくらいのお試しで顧客名簿が取れれば次にこれにつながるというような具合です。

そんなことあるの?
あるんです。

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