![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152743628/rectangle_large_type_2_554b330bbf9c85c690a821dc20f75a82.jpeg?width=1200)
短歌もらいました⑫✧♡
道が長いので、短歌タイムカプセルから、毎日短歌もらいます( ´艸`)
道長様~~~応援して下さい💖
![](https://assets.st-note.com/img/1725165841216-qglrWwg0Xv.jpg?width=1200)
書くことは消すことなれば体力のありさうな大きな消しゴム選ぶ
歌を書いては消す歌人の姿が目に浮かぶ。歌を消して作り直す体力が必要なのは歌人の方だと思うが、消しゴムの大きさに、消しゴムの体力にまですがりたい気持ちが、伺える。歌を作るとはそれほど、大変な作業でもあるのだろう。
河野さんのページを読むうちに、永田和宏さんの奥さんのペンネームだということを知る。永田さんが描いた夫から見た妻についての短歌を前にもらっていた。ここに引用してみよう。
寒の夜を頬かむりして歌を書くわが妻にしてこれは何者
ものを創ったり書いたりする時って、必死だから、身なりにかまっていられない。そんな妻の姿におののく夫。なんともユーモラスで可笑しい。
そしてもう一つもらっていることに気が付く。
たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらって行ってはくれぬか
多くの高校教科書に取り上げられている恋の歌。
そうかあ!この歌、奥様の歌だったのか。じゃ、ここで君って言われているのはもしかしたら永田さんかもしれないんだ( ´艸`)
そして、歌人は、すでにこの世にいないということに気が付く。
2010年、乳癌により永眠、とある。
2011年に「蝉声」という歌集が出ていて、そこから3首紹介されている。
のちの日々をながく生きてほしさびしさがさびしさを消しくるるまで
さみしくてあたたかかりきこの世にて会い得しことを幸せと思ふ
手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が
永田紅さんは、長女。読んでいるうちに、涙が出てくる。
とても優しそうな永田和宏さんの本のファンだったので、その奥様の死はどれだけ悲しかっただろうかと考えたし、死にゆく歌人の歌も、切ないものだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1725167901062-7z5DootoSl.jpg?width=1200)
シチュー鍋に背中を向けた瞬間に白い巻き毛の天使がこぼれる
シチューを作っている天使のような女の子の背中に羽が生えたのかと思ったら!シチュー鍋に背を向けた途端、シチューが吹きこぼれたのね( ´艸`)
赤毛のアン並みの想像力だわ💖
歌集のタイトル「シチュー鍋の天使」!
きっと歌人お気に入りの歌だ。なんか嬉しい( ´艸`)
![](https://assets.st-note.com/img/1725168672363-B8ehtQqsN9.jpg?width=1200)
神様は君を選んで殺さない君を選んで生かしもしない
私も、歌人と同じ考えだ。神様は我々がすることをすべて許す。殺さないし、生かしもしない。一見、神様はこの世に存在せず、何もしてくれないのかと思うが、自分を生かして殺すのは自分自身だと私は思う。
神様を味方につける方法が、あって、神様が応援したくなる人、応援したくない人はいると思う。
というか、最近読んだ本で、使っている言葉が、現象として降ってくるのが宇宙の法則だという。神様というよりも宇宙の法則。
楽しい言葉を使った方が楽しい現象が降ってくるらしい。
泣き言、愚痴、悪口を言っていると、そういう現象が降ってくる。
あなたはどっちがいい?
ほんと神様(宇宙)って、誰にでも平等ね。
実はこの木下龍也さんを穂村弘さんの「短歌ください」で、目撃していた。「短歌ください」から生まれた歌人なのかしら?と心が躍った。
コピーライター志望だったが、穂村弘の歌集を読んだことをきっかけに2011年より本格的に作歌を始める。雑誌『ダ・ヴィンチ』の穂村弘選の短歌投稿コーナー「短歌ください」に採用されたことで、新聞やラジオへ投稿するようになる。
木下さんの短歌とは去年出会っている。あまりに衝撃的だったために、この名前を覚えられない私が覚えていたのだ。衝撃を受けた短歌が、短歌タイムカプセルにも載っていた。
鮭の死を米で包んでまたさらに海苔で包んだあれが食べたい
お握りが鮭の死だとは思ってもみなかった。大好きなものが冷たい残酷なものに変わる瞬間。同じ作者の「動物は何も言わずに死んでいく人間だけがとてもうるさい」という短歌もスキだ。
驚くべきことに、ここでも木下氏の作品を一首選んでいる。
店員にクロワッサンと呼ばれてるいつもの僕を裏切って寿司
あまりに定期的に店に行って同じものを買い、店員さんに覚えられていること有りそうだ。うちの黒帯(ダンナのあだ名)は、ロン毛のパーマヘアのため、人からじろじろ見られたり、覚えられ率が高い。平凡な私も金髪にしたので、あの髪型が特徴的な夫婦、と覚えられているかもしれぬ。
木下さんが一歳年を取っている( ´艸`)
これはもう、私は彼の短歌が好きなのだろう。
1988年生まれ、現在36歳。
B型の不足を叫ぶ青年が血のいれものとして僕を見る
ハンカチを落としましたよああこれは僕が鬼だということですか
空を買うついでに海も買いました水平線は手に入らない
うつくしい名前をもらいそれ以外なにももらえず死ぬ子どもたち
車椅子の女の靴の純白をエレベーターが開くまで見る
自転車に乗れない春はもう来ない乗らない春を重ねるだけだ
立てるかい 君が背負っているものを君ごと背負うこともできるよ
![](https://assets.st-note.com/img/1725173145613-iPfrNTKc9O.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1725173241621-NfeH6GKdn4.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1725173363090-P8ne4QLcTH.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1725173435413-QzJ64NsaOi.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1725173513437-UcWAj4424j.jpg?width=1200)
短歌を好きな人の外見が、スキなので衝撃(@_@)
これはもう、推すしかない。
お寿司(推すし)✧♡
![](https://assets.st-note.com/img/1725174688756-0rpbggeGuH.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1725218468918-SqbGAwuBRK.png)