短歌もらいました⑰✧♡
塚本邦雄さんからスタートするが、たった2ページの20首に歌集の数がとても多い。14冊!?他の歌人が1~4冊なのに、凄すぎる。凄い人だという予感と言うか事実と言うかよく知らない私にも迫ってくる。しかし、私は彼について、何一つ明確に語る言葉を持たないので、今回はするっと一つだけ。
大賛成。広瀬隆著「東京に原発を」最もな著書だと思った。原発がそんなに安全なら、首都に置けばいい。
しかし、福島とか、青森とか、首都より人口の少ないところに、こっそり置く。青森県の中でも、とても人口が少なく、産業が無いような場所だ。
こっそり、ヒソカに入り込んでいる。お金のチカラで。
いつか塚本氏についてもっと勉強してわかったときに語りたい。
郷土の歌人ということで、昔から気に入っている歌を選んだ。
この四つはうっかり暗記しているかもしれない( ´艸`)
大学生の時に、同じ美術科の仲間が、映画研究会をやっていて、監督志望。寺山の映画の上映会をやるといって、私はそのポスターを描いた。
「田園に死す」と「トマトケチャップ皇帝」
とにかく、「田園に死す」にノックアウトされた。
畳をばっと上げると、そこに恐山の風景があって、寺山の短歌が詠まれる。たった一回、見ただけなのに、あまりにその印象が強烈で、一回聞いた短歌をずっと覚えているのだ。
「虎に翼」の主題歌「さよーなら。またいつか」に、
と、100年がついた歌詞が、1番、2番、3番と、同じメロディで繰り返し出てくるが、寺山へのオマージュだろうか?と思った。
とても先鋭的だったからそんな言葉を残したのか?
演劇に、短歌に、映画に大活躍の人であった。
寺山には太宰といっしょで、青春時代、はまる。
今は、それほどでもないです( ´艸`)
手のひらで楽器?ああ、拍手しているんだ💖
あのちいさな穴のたくさん開いた幾何学的な模様のビスケットが、幸福に目の前にあるティータイム。既製品じゃない感じの素敵なビスケット。
それとも、君と一緒だからそんなふうに見えるのかしら?
目が合ったまま、のぼってゆく女の子、いそう。
神々が留守な10月は神無月。むしゃくしゃしてなぐり書きをしているけれど、神様もいないのだもの、気は晴れなくて当たり前だ。しかも、ずいぶん日が落ちるのが早くなった。一層、寂しい秋に季節は進んでいく。
本が出てくるこの2首が好きだった。
油断していたら永田先生がやってきた!
ガサッと君をさらうまえのぼく?
そして、アイウエオ順に並んでいるこの歌集の次のページをめくってみたら、永田紅さんだった。
2人の短歌を読んだら、次の単語が気になったので、2人共使っていたその言葉の入った短歌を引用してみる。
「もの言わで笑止の蛍」ってどういう意味?
自分の目の前の女が泣いたり怒ったりなじったり生き生きとしているなあとけんかもそっちのけで、笑いだしそうな顔で観ている僕、だろうか?
いや、しかし、だとすると蛍はなんだ?
誰か助けてください。
日照雨(そばえ)を永田紅さんも使っていた。
二人がつかっている 日照雨(そばえ)という聞きなれぬ言葉に、ふと、父の歌のバトンを受け取ったのかなと思ってみた。
この歌を読んだ時、母のことを思い出した。
母の父母はどちらも、脳溢血のような病気で突然パタンと亡くなった。
だから、母は自分がこんなに長生きするとは思っていなかったとよく言っていた。連れ添った父も38歳の若さで亡くなっている。
だから、89歳で倒れて病院に運ばれた時、自分がその後も95歳まで生きるとは思ってはいなかったのではないか。
その時、姉と姉の息子と私とで、必死で病院に通ったり看病したから、少なくとも姉と私は母がどう老いていくかを目撃した。
少しは覚悟が出来ていると思う。
母にしてみればそんな体験はなかったので、我が家にとっては母の年齢が全て、初体験だった。
でも、考えてみると私が体験した訳ではなく、毎年、自分が体験したことのない年齢を重ねているのが今の状態だ。
人はいつでも慣れぬ齢を生きている✧♡