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なぜ大人は赤ちゃんに、「赤ちゃん言葉」を使ってしまうのか?

我が子が生まれて一週間。
昨日の夜泣きはすさまじかった。いつも通り夜中に覚醒し、朝方までギャン泣き。まだまだ昼夜逆転は治らない。
しかも抱っこしてあやしていたら、膝に生暖かいものが。なぜかオムツからおしっこが漏れてる!?!二人でビタビタになりながら着替えるというおまけ付き。ようやく寝てくれた頃にはぐったりだった。


そんな話はさておき、私は今里帰り中で赤ちゃんと実家で暮らしている。そこで最近よく考えることがある。

なぜ大人は赤ちゃんに、『赤ちゃん言葉』を使ってしまうのか。

私も含め家族みんな赤ちゃんに話しかけるとき
「今日もかわいいでちゅねー」
「ねんねしようね」
「まーたうんちしちゃったの」
必ずと言っていいほど、こんな調子になってしまうのだ。
自分は赤ちゃんではないのに、なぜ『赤ちゃん言葉』になってしまうのだろう。でも反対に「今日もかわいいね」「もう寝ようね」「またうんこしたの?」と普通に話しかけているとしたら、それはそれで違和感を感じる。

どうして大人たちはみんな『赤ちゃん言葉』を使い、いつもの声色よりワントーン高く、大げさに抑揚をつけた喋り方になってしまうのだろうか。
気になり出したら止まらなくなってしまったので、いろいろと調べてみた。

子どもに対する独特な話しかけ方は、話し手が相手に対して何を表現し何を期待するかに応じて微調整されたものと言えそうである。つまり、子どもに話しかける時は、相手に愛情を表現するだけでなく、ゆくゆくは相手がこちらの話すこともわかってくれるようになることを期待している。

『赤ちゃん言葉』を科学的にとらえる 〜子どもに対する愛情と期待のあらわれ

なるほど!まとめると、赤ちゃん言葉を使ってしまうのは一種の愛情表現で、まだ言葉の理解はできなくても子どもに寄り添った言葉選びをしているから、ということだそうだ。

さらに他の記事を見ていたら、実は『赤ちゃん言葉』にはメリットがたくさんあった!

赤ちゃんが聴き取りやすい
普段より高い声色は、赤ちゃんが好み安心するもの。抑揚をつけたりゆっくりと話しかけることで、言葉が聴き取りやすくなり、赤ちゃんが話す言葉を引き出してくれる効果が期待できるらしい。
たしかにちゃんと目を見てゆっくりお話すると、声の場所を目で探して反応してくれているように感じる。

発言を促す効果がある
『赤ちゃん言葉』は子どもが発しやすい言葉なので、気づいたら赤ちゃんが覚えて自然と発言できていることも。さらに「ママ」「パパ」などの言葉を発言できたとき、喜ぶ大人たちに「伝わった!」と満足感が生まれ、もっと発言したくなるというお互いに良いサイクルが生まれるそうだ。

言葉が伝わりやすい
こちらとしてもまだ会話はできなくても、なんとなく理解してくれてるとわかると嬉しくなるもの。赤ちゃんもそんな大人の反応を見て、さらに言葉をもっと覚えたい、話したいと意欲的になってくれるそう。すごい、よくできてる!

ただ何気なく使っていた赤ちゃん言葉。赤ちゃんが可愛すぎて大人たちの脳がバカになるから、みたいな理由だと思っていたけど(笑)。
意外と、いやかなりちゃんとした理由があって驚いた。それにどれもかしこもメリットしかない。

アメリカの大学で行われた研究では、「赤ちゃん言葉を使って話しかけた子どもたち」と「大人の言葉だけで育てられた子どもたち」が2歳の時点でどのくらいの単語を知っているかを比較したところ、なんと前者の方が2倍以上多くの言葉を知っていたというのです。

ちゃんとした実験もされていた!

ふと気になったことだけど、調べてみたら意外と興味深い内容だった。
良いことしかないことがわかったので、今日も『赤ちゃん言葉』でたくさん話しかけてあげようと思う。

そろそろまんまの時間かなー?

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