目に見えないものに傷つけられても
突然ですが、問題です。
時には人を苦しめたり悩ませたり、
時には人を救ってくれたりする
目には見えないものとは何でしょうか?
そう、正解は言葉。
今このように書いている言葉ではなく、話すほうの言葉です。
昨日、職場でのお昼休みのときのこと。
ある方が私に対して放った一言がひどく胸に刺さりました。
まったく悪気もなく、傷つけようなんていう意図もなかったのは分かっています。
分かっているからこそ気にしないように努めました。
でも、目には見えないはずなのにその言葉は重い鉛のように心の中に沈んでいったのです。
留めておくのは苦しくて、家に帰ってから家族に話したとき涙が出そうになった自分に驚きました。
人には様々な考え方があって、どれが正しいかなんて分かりません。
誰しもきっと人には言えない苦しみや悩みをもっていて、傷つく基準は人によって異なります。
それに、知ってる人に言われる言葉とよく知らない人に言われる言葉とでは重みも違います。
頭の中で考えていることを、言葉にして人に伝えることができることは素敵で素晴らしいことですが、
このnoteに書いたように、言葉には力があることを忘れてはいけません。
そんなつもりで言ったわけではなくても、知らないうちに人を傷つけてしまうことがあります。
でも、もうひとつ忘れてはいけないのはそんなつもりで言ったわけではなくても、救われることもあるということです。
心を重くする心無い言葉もありますが、
心を軽くしてくれる何気ない言葉もあります。
全ては諸刃の剣。
人間もそうであるように、良いところもあれば悪いところもあるのです。
昨日のお昼休みのことだって悪気があったのならまだしも、悪気がないのに責めることもできません。
今回、私はこのnoteに"目に見える言葉"として書くことで気持ちを少しでも昇華させることにしました。
これには、吐き出すことで心の鉛を少しでも軽くさせようとする意図がひとつ。
あと、こうやってあえて言葉にして読んでもらうことで自分がどう思っているかを誰かに知ってもらいたかったのもあります。
それで、ひとりでも共感してくれる人がいるならきっとそれは喜びに変わります。
人に言葉にして話すのは難しくても、目に見える言葉として書くことで意外と冷静になれたりするのです。(実際に今がそう)
うん、少しずつ気持ちが落ち着いてきました。
目に見えない言葉に傷つけられても、目に見える言葉に少し心が救われました。
心無い言葉に傷つけられても、私はきっと大丈夫。
これは言霊として書きました。
たぶんこれからもこうやって言葉と付き合っていくのでしょうね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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