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復活祭 シューベルト: ミサ曲D950 最後の(年の)ミサ曲 アウグスティーナ教会にて Augustiner Kirche

4月9日 Ostersonntag
Frohe Ostern!
アウグスティーナ教会 今年はシューベルトの最後の年つまり彼が亡くなった年 1828年31歳の時に作曲されたシューベルトの総決算とも言われている最後のミサ曲が選曲 第6番 D950

アウグスティーナ教会 Augustiner Kirche
創建は14世紀 内装はゴシック様式
後に王宮増築の際に、王宮の一部として取り込まれ、17世紀からはハプスブルク家の儀式が行われる宮廷教会となりました。

この教会で結婚式を挙げた歴史的人物
マリア・テレジア、マリー・アントワネット、エリザベート(シシィ)、ナポレオンなど
(余談ですが、少し前にナポレオンの子孫とオーストリア皇帝の子孫がパリで結婚しましたね。)

アウグスティーナ教会

シューベルト: ミサ曲 第6番 D950
シューベルトは1828年11月に亡くなりましたが、その年の6月から夏にかけて作曲されたとの記録があります。
この最後のミサ曲6番は「白鳥の歌」とも言われています。
"白鳥は死ぬ間際に歌う歌が最も美しい"
完成・完熟された美しさに満ちています。

今日 ミサ直前の教会の様子

出演者
Monika Riedler, Sopran | KS Annely Peebo, Alt
David Kerber, Tenor | Severin Praßl-Wisiak, Tenor 2 |
Christian Kotsis, Bass
Chor & Orchester von St. Augustin
Robert Kovács, Orgel
KMD Peter Tiefengraber, Dirigent

ソリスト
ウィーン国立オペラ座でソリストとして活躍している方や宮廷歌手の称号を持っている方、国際コンクールに入賞した方など超一流の歌手が呼ばれます。
以前ここで仲の良い同僚が指揮 Kapellmeister していた事もあり、他の教会のミサよりも、馴染みのあるこちらの教会に来ます。

ロココ様式 18世紀製造のパイプオルガン

音楽を教会で聴く
バッハ、ハイドン、ベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト 他今私たち演奏家が勉強し演奏しているバロック/古典派時代の作曲家たちは、神に捧げるミサ曲を多数残してきました。

私はキリスト教徒ではありませんが、西洋音楽の源、そして長い歴史ある所に身を置く事は、何か特別な気持ちになり、厳粛な教会で聴く音楽は感慨深く心に残ります。
神父様のお話も、昔心に苦悩を抱えていた時期にはもとても響きました。
説得力があり心の傷を癒して頂き、音楽とが重なりあって心が洗われた思いで教会を後にしたこともありました。

音楽/作曲家に対する感じ方も変わり、自身の演奏にも大きな影響を受けました。

素晴らしい音楽に・・・感謝を込めて

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綾クレバーン
日本でのボランティア演奏活動に使わせていただきます。 宜しくお願い致します。