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冬のバルセロナにきたら、絶対食べたい「あの名物」

1月6日、公現祭の日をもってやっと長いクリスマスが終わり、日常に戻れてほっと一息ついたのも束の間、あっという間に1月も終わりを迎えてしまいました。歳をとるごとに月日が流れるのが早い、というのは本当で非常に焦ります。焦ったところで、毎日18時になると電池が切れて何も生産的なことはできなくなるのですが……。
 
1月のビッグイベント(?)は、クリスマスプレゼントでもらったビールとチーズのマリアージュ体験そしてワイン・カバ(スペインのスパークリングワイン)とチーズのマリアージュ体験でした。こういうプレゼントは、自分の行ったことのない醸造所を新しく知ることもできるし、もちろん酒も飲めるし、ということで非常にありがたい。とくに、今回訪れた「Parés Baltà」というワイナリーでは、ワインよりもチーズのほうが美味しくて感動するという、初めての展開でした。

運転してない私がいうのもなんですが、バルセロナからめっちゃ遠かった


わかりますかこのチーズたち。一番右のブルーチーズとその隣のチーズに感動

肝心のワインのほうはというと、ボトルのデザインがオシャレなラインもあり、目を引くのですが味のほうは、うーん。これくらいならスーパーでもっと安くて美味しいのがあるなと、正直思ってしまいました。8種類もテイスティングしたのですが、本当に美味しい! と思えたのは最後に飲んだカバだけ。激しい発砲がなく、上品な口当たりで、ベタベタと甘くもなく、でもまろやかで、これは美味しかったです。でも1本26ユーロときいて、ケチな私は買いませんでした。だってワインなら普通の日にでも一人でボトルを開けて飲めるけど、26ユーロのカバなんて誰かの誕生日かクリスマスまで待たなきゃ、もったいなくて飲めません。
 
そしてもう一つ、冬のカタルーニャはこれを食べなければ始まらないし、終われない、「カルソッツ」を食べました。カルソッツとは、ネギを炭火で丸焼きにしたものを、カルソッツソースにつけてそのままかぶりつくという、ネギの旨みを一身に楽しむ食べ物です。こちらの人たちは、家やバーベキュースペースみたいなところを借りて、家族や友達と集まり、手をネギの炭で真っ黒にしながらワイワイと楽しみます(これを「カルソターダ」という)。
 

長ネギではなく、タマネギの仲間らしい

また、地域ごとでも毎年カルソターダがおこなわれていて、安く食べることができます。が、このチケットの入手方法が非常に面倒。わざわざ、その地域のオフィスらしきところに買いに行かねばならず、しかも開いている時間が銀行並みに短いので、まだ参加できていません。
 
もちろんカタルーニャに住んでいなくたって、こちらに家族や友達がいなくたって、カルソッツをレストランで楽しむことはできます。注目するポイントは、なんといってもネギの太さ。そして、私が思うにレストランで食べることのメリットは、肉。「カルソッツを食べる」といっても、ひたすらネギばかり食べているわけではありません。


ブティファラたち

ネギを食べたあとに、通常はブティファラと呼ばれるソーセージやら、豆やら、ほかの野菜やらも食べるのです。なので、おいしいところへ行けば、おいしい肉も食べられるというわけです。ということで、1月〜3月あたりにかけてバルセロナ近辺へお越しの方は、ぜひ名物のカルソッツをお楽しみください。観光エリアでは、一年中カルソッツを置いている、いかにも怪しいところもあるので注意してくださいね。

こちらの記事も参考にどうぞ。


【1月の振り返り】

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