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私の住んでいる地域にも、水音が響き、梅の完熟した香りがふわっと広がるようになってきた。 …
ぱっと晴れた空は夏模様なのに、肌に触れる空気が少しひんやりした秋風で、とても不思議な朝。…
「怖い」 まだ空気に冷たさが残る、あの春。 私は、母にそう告げた。
道端のアスファルトから、1日中部屋で干していた私の洋服と同じ匂いがする。 それだけで、私…
おやつの時間が過ぎた頃、カラスが鳴き始めたその頃、少し心が落ち込んでいることに気づく。 …
最近、食欲がなかった。 そのしわ寄せがきたのか、肌荒れが目立つようになり、野菜不足が顕著…
夏の終わりのネガティブ大キャンペーン。 ぼーーーっと天井を眺める。もう深夜12時を回っているというのに、止めどない思考が巡回し、真っ暗の海底に1人で座っているような感覚に襲われる。 そんな感情の中に浮いていると、ちょっと前に通知音が鳴ったことを思い出して、スマホを開く。 親友からの連絡が入っていた。
なんて言っているのか分からない、分からないけれど口を大きく開けて、目頭にうんと力を込めて…
「今から準備したら、この時間の電車で行こうかな」 「あ、難しそうだな〜次の時間にしよう、…
8月某日。 寝ぼけ眼を擦りながら、スマホを開いてその日付を確認するまではいつも通りである…