理由探しで落としたかけら
なんて言っているのか分からない、分からないけれど口を大きく開けて、目頭にうんと力を込めて目を瞑り、必死な私がいる。
そんな必死な私は私でありそうで、必死な私を見つめている方が私のような気もする。
そんな不思議な世界に迷い込んだまま、目を開けたら今日という1日が始まった。
さっきまで目頭に力を入れていたからなのか、頭がずーーんっと重く、まだ意識は彷徨っている。定かではない思考を起こしながら、ゴミ袋の口を縛って捨てに行く。
あれだけ毎日居たアブがいない。やっぱりそろそろ秋なのかと思いつつ、毎日のように季節の移ろいに感傷に浸るのは、重ねてきた年齢のせいなのか、と物思いに耽ける。
あ。また自分の感情に理由をつけている。
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