嫌な経験は、想像力という名のギフトになる
過去に、嫌な経験をしたことは
みなさん何かしらあると思います。
もしかしたら、現在も悩んでいる
最中という方もいるかもしれません。
嫌だった体験は
どう消化していくかが大事で、
感情的に完了させていくことが
できると、過去に囚われることなく
前に進んでいけるようになります。
でも、過去の痛みを
現在の自分を苦しめる道具として
使うこともできます。
感情的に癒されていない間は、
他人に対して攻撃的になったり
偏見を持ったり
感情的に振り回されたりしがちです。
でも、それらを受け入れて
消化していくことができるようになると、
今の自分にとってプラスになるような
使い方ができるようになるのです。
想像力が身につく
というのもその一つ。
クライアントさんと話していて
すごいなぁと思うのは
「痛みを知っているからこそ、
他人の痛みを想像する力が養われる」という点です。
例えば、パッと見は、
お金があって時間の融通も利いて
苦労してそうに見えないけど
”でも、人知れず頑張ってることが
あるんじゃないの?
しんどいなって思うことも
あるんじゃないの?” と想像できる
優しさがあるのって、
すごく素敵だなと思うんです。
順調そうに見える人であっても
悩みがない人や痛みを経験したことの
ない人っていないと思いますからね。
それに大人ですから、
わざわざ大きな声で
「私は大変なんです」と主張する人
ばかりではないですしね。
そんな人たちに対しても
「想像して、寄り添って、理解しようとする」。
そんな視点を持つことができたら、
助かる人がたくさんいる
んじゃないかなと感じます。
傷ついた経験の使い道は、
他人の痛みがわかるようになること。
想像力が養われることで優しくなれること。
もちろん、
傷ついたことがあるからといって
全員が全員同じ感覚を共有できるわけでは
ありません。
経験に対する解釈の仕方も
人それぞれで違いますからね。
まずは、
傷が癒されることが必要ですが
その痛みを学びに
変えることができた人は、
周りの人たちに対して
大きな光になれるように思います。
私にも「あの経験があったから
いろいろな感情が理解できるように
なったな~」ということがあります。
余計なプライドがぐしゃっとなって
謙虚になれたり、
思い通りにいかないことを通じて
普通であることのありがたさや奇跡
を感じられるようになったり。
喪失感を味わうことで
全く同じ経験をしていなくても
受容力が大幅に上がったこともありました。
もちろん傷つくような経験は
できるだけしないでいたいですけどね。
ただ、一回経験しちゃったことについては
ちゃんと受け入れて癒やして消化して
いけると
一回りも二回りも
人間的な成長につながって
いくように思います。
他人の痛みを理解する想像力として
自分の経験を使うことができたのなら
自分にとっても周りにとっても
優しくなれる素敵な使い道だなと思っています。
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた次回お会いしましょう♪