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夏の終わりの匂いがしたよ

まだまだお盆。8月中旬。

だけど札幌はもうトンボが飛んでいたりして、7月末〜8月頭はびっくりするくらいの猛暑だったのに、なんだか夏が終わってしまうようで、切ない。

暑いのは苦手だし、汗かくと前髪うねるし、ジリジリした日差しに体力奪われてしまうのも辛いのだけど、でも夏が終わってしまうのはやっぱりなんだか、寂しい。


雪が溶けて、春が近付いてくる時にはあまり思わないような気がするのに、なんで夏の終わりには、切ないとか寂しいって気持ちになるんだろう。



今日で、私と息子くんの実家で過ごす夏もおしまい。

旦那さんのお盆休みも今日までなので、夜には車で自宅に帰ります。帰ったら荷物片付けちゃわないと、明日に先延ばししたら面倒くさくなりそう。絶対やる。


実家では野菜たっぷりの食事と、これでもか!というくらいに大好きな果物を食べさせてもらいました。
母に感謝。父も弟も息子くんと沢山遊んでくれました。

近くの公園で元気いっぱい遊んだり、牧場でヤギやヒツジに餌をあげたり、実家の前でビニールプールで水遊びしたり、初めての花火をしたり。


息子くん2歳の夏は、楽しかったかな。


いい具合にTシャツ焼けした息子くんの肌を見ながら、そんなことを思う。








水遊びをしていて、溢れた水が少しずつコンクリートをつたって小さな川になって、下水溝へと流れていく。

水がぽたぽた落ちていく下水溝を覗きこんで「どうしてここに水が入っていくのかな?」という息子くん。 



一緒に歩いている時、道端に落ちている石を夢中で拾い集めていたら、地面に蟻を見つける。

しゃがみ込んで蟻を目で追いかけながら「アリさんは、これからどこに帰るのかな?」という息子くん。



どこからか近付いてくる飛行機の音に気付いて周囲を見渡して、青い空にその影を探す。

真上を通り過ぎて、遠くへ消えていく飛行機に「ひこうきさん、ばいばーい!」と大きく手を振る息子くん。







息子くんといると、気付かされることがいっぱいある。

子供の頃に経験したのに、
大人になってすっかり忘れていた気持ち。


今年の夏は一緒にたくさん外を歩いた。

たくさん太陽を浴びた。

暑かったけどたくさん夏を感じた気がする。


だから尚更、夏が終わってしまうことが
寂しいって思うのかな。

子供の時の夏休みが終わってしまう感情に似てる。


まだ、冷たいスイカが食べたい🍉









昨日息子くんとした花火の匂いが、懐かしくて、
でも切ない、夏の終わりの匂いと重なった。


とりあえず私は、暑い日差しにすっかり日焼けして、
明るくなってしまった髪の毛を染めに美容院に行こう。



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