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問題児はどっち?
ぼく、ヘビに丸呑みにされちゃったんだよ!
ダックワースは
『育てにくい』『問題児』。
少なくとも、彼の両親はそう思っています。
そこで『育てにくい子供の取扱い説明書』
をいつも見ながら我が子と接しています。
ある日、突然クローゼットから出てきた
大蛇に丸呑みされてしまったダックワース。
一生懸命にそのことを伝えます。
が、
『もう小さい子じゃないんだから
馬鹿げた空想をするんじゃありません。
ヘビの衣装を片付けてきなさい』
と両親は聞く耳を持たず…
全く話を聞かない両親に対して
ダックワースが取った行動とは?
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Michael Sussman 文
Julia Sarda 絵
Atheneum Books for Young Readers
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子供と親の関係について
ユニークな方法で描かれた絵本です。
ちっとも目の前の自分の子を見ずに
説明書を熱心に読み込む両親。
『問題児の行動はこうだから』
『本に書いてある通りだな』と
型に当てはめては納得しています。
でも、完全に型どおりの子なんて
本当にいるのでしょうか?
その型って誰が考えたのだろう?
みんな一人ひとり違うのだから
ハウツー本だけに頼るのは危険ですよ。
そんなメッセージを皮肉も入れながら
面白おかしくまとめていました。
表情や細かいところをよく見ると
なるほどなるほど、と興味深く
大人が読んでも気づく事が多い一冊。
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ダックワースが見つけられるかな?
子育て。難しい時もあるけれど
目の前の子供をとことん観察するのが
実は一番早かったりしますよね。
わたしもまだまだ修行中の身です。
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