Maybe もしかしたら
【あなたは、あなただけ】
なぜここにあなたはいるのだろう?
もしかすると
まだ誰も発明したことのないものを
創り出すためかもしれない
空に届くようなお家を建てるためかもしれない
自分のために発言できないだれかさんの代わりに
声をあげるためかもしれない
(訳は参考程度にお願いします)
ほかのどこにもいない、あなたが
この世界に存在しているという奇跡。
そしてたくさんの可能性を持ってこの世界に
来てくれているという事実。
ストーリーではなくやさしく
しっかりと語りかけてくる言葉のつながり。
子どもだけでなく大人も、誰もが
自分自身の持っているものを信じ
ポンと肩に手を置かれるような
やさしい勇気をもらえる絵本です。
『Maybe』
Kobi Yamada 作
Gabriella Barouch 絵
『もしかしたら』という題名で
前田まゆみさんの翻訳本もあり。
相変わらず、こんな絵本も
読み聞かせの何冊かのうちの
一冊に紛れさせています。
ときどき、影響でなのかふと出てくるのか
『ママはママのままでいいんだよ』など
うれしいひとことを子どもがくれたりします。
絵を担当しているアーティスト
Gabriella Barouch は自然、森を
とても愛しているそうです。
動物のやさしい表情や植物の描き方が
個人的にとても好きでお迎えした一冊。
大型本なので開けた時の迫力もあります。
Maybe という言葉。絵本としては
響きもその方が心地よいのだけど
どちらかというと『Probably』の意味に
近い、と個人的に読んでいて思いました。
(Maybe= 『たぶん』ですが
自分ではどうにもできないような(例えばお天気など)
物事を推測する場合に多く使います。
Probablyの方が約70%ほどYesに近いニュアンス)