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<Vol.1>実録!うちなる男女の統合物語!アニマとアニムスのカオス時代

私たちのうち側には、男性性の魂と女性性の魂「魂魄」があって、
それらの魂がバラバラに自由に、あるいは未熟に振る舞っている。

これらの内なる男女の未成熟と未統合が私たちの人生を振り回しているとしたらあなたはどう思うだろうか。

「動きたいのに動けない。決めたいのに決められない。」
「好きがわからない」
「やりたいことがわからない」

こんなモヤモヤを感じたことはないだろうか。


【存在する「うちなる男女」の対立】

私はずっとこの悩みに振り回されていたようなのである。
公務員を退職しセラピストとして独立してからの十数年で傷ついたうちなる傷が痛み疼く。そんな毎日。

田舎の大邸宅を引き払って、住宅街の実家に息子を連れ最小限の荷物と共に帰ってきた。

日々、母が作ってくれる味噌汁を味わい、住宅街のさしておいしくもない空気を吸いながら散歩し、部屋の中で黙々と考え事をするような毎日を過ごしていた。これまでの元気印だった私はどこへやら・・・、
自分やクライアントとの約束事があるのに、一歩も動けずにいる自分自身に不信感が募り、悶々とした日々を過ごしていたのである。

どん底を経験した方にこそ分かると思うのだが、「グレートリセット」と言えるような意味不明のスランプを抱えることが私たちの人生では度々起こることがあるらしいが、39歳〜40歳の一年以上を私はそうしたカオスの中で過ごしたのである。

2016年ごろだっただろうか?
「うちなる私」という概念に出会い、自分自身のうちなる女性(アニマ)に出会ったのは福岡で開催されたとある潜在意識をクリーニングする系のセミナーだった。そのセミナーで瞑想をしていた時、私はとても心地の良いセ ックスをした後のような、爽やかな幸福な感覚を体験していた。
それが、”アニマアニムス瞑想”であった。

「私の中に、アニマとアニムスが存在している」
ということを体感した私は、録音していたその瞑想の音源を頻繁に聴き、瞑想をしてはうちなる私に会いに行った。

彼女は初めの頃、とても絶望していた様子で、ボロボロに傷ついていた。私は彼女に意識の光を当てては話しかけ、世話をして育てて行った。やがて彼女は笑顔を取り戻し、そうして本来の力を正しく発揮するようになった。彼女が20歳くらいの女性に成長した時、私は「ソウルアート」を描き始めたのである。

ちなみに、”アニマ”とは、うちなる女性性。
=相手を包容し、インスピレーションを大事にし、感性で生きる背後。

”アニムス”とは、うちなる男性性。
=相手を制御し、決断力を持ち、成功に向けて動く背後。

本来ならば、この二つはバランスよく共存し、相互に支え合うはず。
だが、私の中ではこのアニマはアニムスに静かな怒りを持っていて、話しかけてもあまり相手にしてくれなかった。静かに怒る女は、、、怖い。

そんな彼女に私のアニムスはすこぶる遠慮と間違った優しさを提供しながら過ごしている姿を、私は時々目撃していた。私の内側では常に、アニマとアニムスがそれぞれに葛藤していた。「私の中で冷戦が起こっている!」

まさにそんな感覚だった。

お気づきかとは思うが、現実にはバッチリ、その姿が投影されていたのである。

私は離婚した。\

【女王様と王子様、すれ違う気持ち】

そういう一連の対話や統合をしていたことを、私はすっかり忘れ始めていた2025年2月、ふと気になって自分の中のアニマとアニムスに会いに行ったのだった。

「うちなる私」として、子宮らへんに住んでいる「ハク(魄)様」の話はいつも意識を傾けて聞いていたので、どうやら私が意識しない間にも順調に成長していたようである。私は瞑想歴17年で、毎日20~40分の瞑想を朝晩している。

久々に会いに行った私の中のアニマは、堂々とした女王様だった。
「私は私、これが私。私が決める。」

彼女は迷わない。
ひらめいたことを信じ、直感で道を決める。
だが、決断を下すときに必要なのは「実行する力」だ。

その実行を担うのは、アニムスである王子様。

しかし、王子様はまだ未熟だった。
「決めたいのに、思い切れない。動きたいのに、足がすくむ。」

王子様は、優れた王になる素質を持っている。
しかし、成長が未完成のまま、彼の足元には不安が絡みついている。

「もし失敗したら?」「本当にこれでいいの?」

そう考えてしまうと、一歩も踏み出せない。

そんな怖気付いた王子様のままだったのである。
よくよく思い返すと、私はアニマにばかり集中していて、アニムスの成長を見守ることをすっかり忘れていたのである。そのことに気がついたのはジャストナウ!!たった今なのだ。

気がついた私は「あぶーーーーーー・・・・_:(´ཀ`」 ∠):!!」ってなったよね・・・。

そして、女王様に育った私の女性性は、そんな未熟なままの王子様を見てため息をつく。
このバランスの悪さが私の現実をぐるぐるぐるぐるさせていた正体だったのだ。

「あなたはまだ成長してないわね。さっさと大人になりなさい。」\

女王様の目には、自信に満ちた「統合された王」が見えている。

しかし、目の前の王子様はまだその姿にはなれていない。


「私が決めても、彼が動かなければ、何も変わらない。」


女王様も王子様も、それぞれの役割を果たしたいのに、うまく噛み合わない。


それは「アニマとアニムスのバランスを取る」以前に、
「アニムスが成長しきれていない」という問題だったのである。\

【王子様が動けない理由】

王子様が動けないのには、理由があった。

彼は、「決断することが怖い」と感じていたのだ。

何かを決めるということは、責任を負うこと。\

決断するということは、可能性の扉をひとつ閉じること。

王子様の中には、「間違えたくない」という恐れがあった。


「もし女王様の期待に応えられなかったら?」

「本当にこの道が正しいと証明できるのか?」


そんな不安が彼を縛りつけ、行動を阻んでいた。\

だから、女王様の「早く成長しなさい!」という言葉を聞いても、彼はどうしたらいいのか分からなかった。


「どうすれば、王様になれるのか?」


王子様自身も、その方法が分からなかったのだ。


【結論に向かって】


私は自分自身の中のアニマとアニムスが対立していたことに気づき、
そこにケンカが生じていたことを理解した。

しかし、ここで私は新しい視点を得る。

「これは、アニムスの成長を待つプロセスなのでは?」\

アニマが直感で感じたビジョンを、アニムスが実行に移す。

だが、王子様がまだ未熟であるならば、女王様が焦っても仕方がない。

私は決めた。

「王子様を大人に成長させる。そして、女王様との結びつけを試みる。」

それは、私の内なるエネルギーが変わるということだった。

この瞬間から、私の中で新しいストーリーが動き出した。

次回の記事では「アニマとアニムスの結びつき」について話そう。

続きをお楽しみに。


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