眠れない夜に
嫌な事、嫌な思い、嫌いな人
暗い闇夜にはそんな事を考えるにはとてもおあつらえ向きだ
頭の中がごちゃごちゃしていて、眠れない
ごちゃごちゃしている理由は、はっきりしている
嫌な事があったから
というか、嫌な気持ちになったと言った方がしっくりくるかもしれない
嫌な事があるというのは、出来事の事だから、そんなにあからさまに酷い事を言われたとか、ハラスメント的な事があった訳でもない
ただ、自分の感情が、嫌な気持ちになったという、自分の心の動きなのだ
酷い事をいわれたり、されたりした方が、はっきり言って誰にでも聞いてもらいやすい
だって誰が聞いても明らかだからだ
でも、自分がそう感じたと言う話は、聞き手によって捉え方はきっと異なるのだ
だから、気安く打ち明ける事は出来ない
自分の話を聞いて、また否定でもされたら今度は嫌な気持ちでは済まない
たぶん悲しく落ち込んで
深い深い闇の様な暗い海の底に沈んでいってしまうだろう
だから誰にも言えずにこんな夜更けに眠れなくなるのだ
苦手だと感じるとはどういう事なのだろうか
はっきり悪口を言われた訳ではない
あからさまな態度かと言うと、それも不確かだ
私にとっては本当にあからさまだとかんじるが、側から見たらそれはそうでもないのかもしれないから
感じ方や、見方を変えるにはどうしたらいあのだろう
頭で色々あれこれ違うように考えようとしても、心がそうではないと叫ぶのだ
生理的に受け付けないと言う事がある
それってどう言う事なのか
人に左右されるのは本当に良くない事だなぁと思う
人からどう思われるかとか、人からどう見られるかを気にしすぎていては本当の自分の思う道を外れてしまうのではないかと
でも、頭ではそう思うが、心が苦しくなるのだからそんな感情を無視は出来ないのもまた事実なのだ
あなたが嫌い
そうは言われていなくても、何人かで話しているのに自分だけ目が合わないとやはりそれは嫌われているか興味がないと言われてると感じる
とても自然だとおもうが、実際は分からない
そうかもしれないし、たまたまかもしれない
意図的なのか、意図していないのか
それは本人しか知り得ないからだ
本人、相手しか知らないことを考えたってわかるわけがないのだが、考えてしまうのが夜更け
だって直接聞くわけにはいかないのだから
あぁ、でも今思った事がある
どんな最低な人間だったとしても、その人をその人がいない所で最低だとか、嫌いだとか言っている人間を私はやはり信用出来ないという事だ
人に危害を加えたとか、そう言った事ならば、話もわからないではない
また、出来事として、こんな事をされて本当に頭にきていると話すならば理解もできるし、受け止められるが、出来事ではなく、人を否定しているのを目の当たりにすると、やはり信用できないなと思うのだ
きっとその人は自分が大切だと思う人や、好きだと思っている人に対してだけ、いい事やいい言葉を使い、そうではない人にはそれなりの言葉しかかけないのではないか
だとすれば、その様な態度や言葉があったとしても、そんな信用出来ない人の態度や言葉に私自身が振り回されるのはもったいないのだ
ごちゃごちゃしたら思考を、絡まった糸を解く様に、ゆっくりと固まっていた結び目を優しく時間をかけて緩めていくとするすると糸が解けていくのがわかる
眠れない時にはそうやってゆっくり思考の糸を解くように手先を動かして、紐解いていくことにしよう
そしたら少しは眠くなるかもしれないから