【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】 高校生の探究を阻むのは保護者なのかもしれない?
先日参加したイベントで、とある高校生がこんなことを言ってました。
高校生の窮屈な気持ちに共感しつつ、一方で。
この保護者の方の気持ち、よぉぉぉぉぉぉく、わかります!!!
なぜなら、私も、
いまの高校生の保護者のみなさんとほぼ同年代なので・・・
私たちの過ごしてきた子ども時代は、
「勉強していい大学へ」とか「偏差値の高い学校へ」
が揺るがない価値観の時代でした。
当時見えていた社会も、それが本当だと思えるものでした。
大学を卒業し、会社員になってそのまま過ごしていたら、
この価値観が大きく砕かれるようなシーンに
出会っていない可能性だってあります。
学校の先生たちでも、
同年代のみなさんはきっとそうなんじゃないかと思います。
これまで信じてきたことを捨てろってのは、
なかなかに厳しいハナシです。
苦しいですよ。
「探究よりも受験勉強」っていう
古い価値観から抜け出せないところも、
同年代としては、とても共感できます。
ですが、「探究」が登場してきた背景にある社会の変化、
キャリア教育コーディネーターの教科書的には
「IT・AI技術の進化による第四次産業革命」に
変化が早く予測不能と言われる社会があります。
この変化の中では、
過去の知見の積み上げである知識の習得だけでは
たちゆかないわけで、必要になのは、
自ら考え、課題を発見し、解決のために行動する力。
知識・技能を「どのように活かすのか」
「自分がどのように生きるのか」を
自らが見出していく力が必要になります。
ゆえに、課題の設定→情報収集・整理分析・まとめ表現という
学びのプロセスを繰り返す探究型の学びは、
これからの時代に必要な力を養成するために必要・・・
その結果として、総合的な探究の時間を中心とした探究は、
教科の学びと自分のキャリアをつなげて考え、
その学びを促進する効果もあります。
これって、子どもたちに求められるだけじゃなくて、
実は大人=保護者世代の方がシビアに求められるはずです。
だって、いまの職業、なくなるかもしれないんですよ?
これまでの価値観では逃げきれなかったりしませんか?
大学に行って就職したら安泰、じゃないんです。
私は教育の問題は、
子どもとか学校の問題ではなく、
大人の問題だと思っています。
まずは大人が変わること、
大人が自身の後ろ姿を見せることで、
ワクワクできる未来を子どもたちに見せられるかが
勝負だと思ってます。
学校の学びが変わっていくことをチャンスに、
大人も一緒に学び直したり、
自分のキャリアを考えたり、
まずは大人が探究することが必要なんじゃないでしょうか。
そんな行動をする大人を増やしたい、というのが、
私がキャリア教育支援人材養成講座を続けている
理由のひとつでもあります。
いまの学校・教育を知るところから始めてほしい。
探究する大人とその仲間を増やしたいのです。
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