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いいねを貰うために、知らんおばさんを飼う

noteを始めて1ヶ月が経とうとしている。

はじめは「どーせ誰も見てないし!」
と気軽にあげていたが
いいねやコメントがついて
めちゃくちゃ感動した。

しかし、『人間とは恐ろしいもので、
どこまでも貪欲な生き物である』
という
使い古されて味のしないガムみたいになった
真理をまたもや突きつけられた。

いいねやPVが少しでもあると
素晴らしく感動していたわたしも
あまりいいねの付かない記事に
不満を覚え始める......。


いいねが欲しくてやっているんではない!
自分の書きたい事を書くんだ!

と口では言うが本当は欲しくて欲しくて堪らない。

「女なんか興味ねーよ!」って言いながら
内心彼女が欲しくて欲しくて堪らない
中学生男子状態である。

そう、恥ずかしながら
いいねを欲しいと思わない方が難しいのだ。

中学生男子「俺のこと好きっていう奴がいるなら付き合ってやらんでもないけど....。まあ彼女欲しいっちゃ欲しかったし。」

わたしの中の中学生男子に
彼女(いいね)を欲しいと見事認めさせたわたし。

しかし、問題はここからである。


"なぜいいねがつかないのか"

この謎を解明するため、我々調査隊はアマゾンの奥地へと向かった――。


........と言いつつ、調査隊に別れを告げ
大人しく友達に電話した。


恥ずかしながら
自分では結構いいのがかけたぞ!
と思ったが伸びなかった記事
の事を話した。

こんな事をここに書いているのも恥ずかしい。

「感情を剥き出しにしなければ
共感など得られぬ!」
とわたしの中の
厳しい武士に言われたが、
それでも恥ずかしいので
そのまま切り付けて欲しいくらいである。


恥ずかしながら共有するが
(もう恥ずかしいのわかったよ)
力作にも関わらず伸び悩んだのがこちらである。


適応障害になった、
わたしから見た世界を例えを使って書いたnote。

(いいと思ってんけどな.........)

友達に「なんで伸びなかったと思う?」
と単刀直入に聞いた。


友達「........

まず、スカウターってなに?」


!!!!!!!!!


そりゃ伸びんべ!!!!!!

スカウターが通じてなかったら
そりゃいくら頑張ってもだめだ!!!


noteを書くきっかけになった
いしかわゆきさんの本
『書く習慣』の一文が浮かんだ。

「知るかボケ」前提で書く 
書く習慣 / いしかわゆき著


そうか......
読んだ人みんながわかるような
説明ができていなかったのか........


お前のこと「知るかボケ」
そんな言葉「知るかボケ」
この前提が抜けていた。

頭にこの言葉は深く刻み込まれていたのに
「知るかボケ」を「知るかボケ」していた
(うるせー)


普段、人と話していて
説明が伝わらないという経験は
ほとんどないわたし。

しかし文章になると伝わってない。

これは文章が一方通行であるからだと思う。

読んだ人にとって
“知らない言葉”や“理解できない感情の移り”
があっても「知るかボケ」と
離れていってしまってう。

そして一方通行であるnoteでは
去る者を追いかけることができないのである。

外山滋比古さんの書かれた本の中に
こんな文章があった。

比喩で思考を節約する

すぐれた比喩は思考を節約する。一閃全貌をとらえる。こまかいところはとにかく、全体を把握するのに、これほど有効な方法はすくないように思われる。
こうやって、考える。/ 外山滋比古著


わたしはこれを読んだ時に
何となく違和感を覚えた。


例えを使うことによって
伝わりやすくなるというのはわかる。

節約されるのは「思考」かな.......?


わたしは日常会話において
比喩をかなり多用する。

「例えが秀逸!」「天才!」「可愛い!」と
友人から褒められることもある。(かなり盛った)

そう、例えを多用するわたしにとっては
比喩を用いて節約していたのは
「思考」ではなく「説明」であった。

そうだ、比喩で説明を節約していた!!


その結果、わかりやすいと
言ってもらえることも多かった。

........あれ?
noteであんまりやってなくね.......?


なぜ日常では
「秀逸!」稼ぎと言わんばかりに
ばら撒いていた比喩を
noteでは発揮できていないのか。

これも理由は同じであった。

"会話と違って文章は一方通行だから"


読んだ人のわからないポイントが
わからないである。
わからないことがわからない〜♪あやや状態。

だからもっと説明を
しなければいけない所を見逃し、
1人語りを続けてしまう。


じゃあ、どーするか!



わたしが、行き着いた答えは

『心の中に知らんおばさんを飼う』


おばさんが学生時代であっても、
同じグループにはいなかっただろうなという、
経歴も職種も何もかも違うおばさん。

何も伝わらない、何も知らないおばさん。

おばさんを飼うことにしよう!!


おばさん「アマゾンのお口がどうとかってなに?」

ワイ「あっあのお口ではなくてですね、アマゾンの奥地で!元々はTVで使われてたフレーズなんですけど、あのなんていうか、今Twitterとかで流行ってて構文になってるっていうかなんていうか........」

おばさん「へー。知るかボケ。あと、わからないことがわからない〜♪みたいなの、それがわからん」

ワイ「え、あややですよ!松浦亜弥!あの天才の!桃色の片想い!知りません?んっ桃色の〜♪きゃ〜たおも〜い♪」

おばさん「あーー。分かるかボケ。聞いて思い出したわ。」


おばさんの冷たさに泣きそうになりながらも
「このおばさん使えるぞ.......!!!!」
と内心ワクワクする。

「というか、おばさんの方が
世代的に色々知っとるやろ」っていう
ツッコミにはとりあえず「知るかボケ」して
(※「知るかボケ」悪用禁止法違法)

これからは、おばさんと一緒に
伝わるnoteを書いていこうと思います。


noteにコメントする時って
「共感した!」「面白い!」
って時だと思うんですけど

わたしの一方通行が行き過ぎないように
「知るかボケ」ポイントもコメントとかで
教えてもらえると非常に助かります。
(※繊細な子なので優しくしてあげてください)
(※褒められてももちろん伸びます)


アンチ「比喩がないから〜とか、前提の説明がないから〜とか色々言ってるけど、そもそも書いてる内容がおもろくないんじゃね?」

わたし「知るかボケ。」


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