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2024年度 ミステリーランキングを予想してみた

みんな、読書してる?

今年は9月も10月も何だか暑い日が続きましたが、さすがに11月も下旬になると冬の足音を感じますね。さむーい休日なんかは、家の閉じこもって本を読むのが一番の娯楽の私です。

まもなく年末恒例のミステリーランキングが発表されます。有識者や書評家など読書のプロによる投票で決まります。言ってみれば、ミステリーのM-1グランプリですね。

私もミステリーファンの端くれなので、推してる作品が上位にランクインすると嬉しかったりするんですよ。またランキングを予想して、自分の読書力や書評家先生たちとの評価を比較するって楽しみもあったりして。

ということで、国内、海外ミステリーのランキング予想をしてみました。対象期間は奥付表記で2023/10/1~2024/9/30に発売されたミステリー作品です。

あくまで私の予想であり、何の保証もできません。大幅に間違ってたりするかもなので、その場合は何卒ご容赦ください。必ずしも順位が良いほど優れているというわけではなく、話題性や作家先生の人気なども加味した予想順位であることもご了承ください。

国内ミステリー考察

1位はさすがに『地雷グリコ』だと思う。山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、本ミス大賞をとって、直木賞候補にもなってる。実際に読みおわった瞬間の感動が忘れられないし、年間1位のポテンシャルをビシバシ感じた一冊でしたね。

上位グループは『日本扇の謎』『冬期限定ボンボンショコラ事件』『檜垣澤家の炎上』の三作品。どれも頭ひとつ飛び出た年間トップレベルの傑作だし、有栖川先生、米澤先生ともに大人気の作家なので、上位にランクインすると予想。

次の候補は2023年版このミス1位の『爆弾』の続編『法廷占拠 爆弾2』と、明治時代の法廷ミステリー『明治殺人法廷』。どちらも超ドエンタメで高品質だったので。

7位以下は注目の人気作家の優秀作ばかり、どれも各先生の強みが出てました。個人的には『彼女が探偵でなければ』が評価されて欲しいな。なお、他の候補作品としては以下の通り。

ぼくは化け物きみは怪物/白井智之
Q/呉勝浩
シャーロック・ホームズの凱旋/森見登美彦
サロメの断頭台/夕木春央
歌われなかった海賊へ/逢坂冬馬
1947/長浦京

海外ミステリー考察

海外1位は少し難しい、1位~5位のどれかだとは思う。その中でも圧倒的スケールで読ませる歴史冒険小説『両京十五日』だと予想。個人的には『魂に秩序を』の化け物作品を推したいんだけど、ホロヴィッツもキングも鬼面白く、相当強いと思う。ウィンズロウの「市シリーズ」完結編も素晴らしかった。

次の候補は人気シリーズの続編がランクインすると予想『ボタニストの殺人』『ウォッチメイカーの罠』。昨年このミス1位をとったコスビーの新作『すべての罪は血を流す』も良質でたくさん読まれてるし強いと思う。

9位10位には、ルメートルのおばあちゃん殺し屋小説、紫金陳のゴリゴリ中国社会派ミステリーが入ってくると予想しました。他の候補作品としては以下の通り。海外ミステリーは57作品しか読めてないので、読み逃しがあるかも。

ぼくの家族はみんな誰かを殺してる/B・スティーヴンソン
ターングラス 鏡映しの殺人/ガレス・ルービン
サリー・ダイヤモンドの数奇な人生/L・ニュージェント
黒い錠剤/パスカル・エングマン

さて、予想はあたっているのか

今年は国内88作品、海外57作品を読めたので、それなりの予想ができたと思うんだけどどうだろう… 自分の見る目があるのか、実はちょっと怖い。なお答え合わせは以下の雑誌でご確認ください。

各作品の詳しいレビューはブクログで記録しています。お時間があるかたは、ぜひ遊びにきてね。読んでいただき、ありがとうございました。

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