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【読書日記】今年の目標 すぐに諦めない! 2025/1/5


2025年の1冊目『ひまわり/新川帆立』

デビュー作『元彼の遺言状』で有名な新川帆立先生の新作です。

身体的なハンディキャップをもろともせず、立ち向かう姿にマジ感涙。ほんの少しの日光でも諦めずに伸びていく、まさしく「ひまわり」のような主人公。カッコ良かった~

実際に四肢麻痺でありながらも司法試験に合格した方がいらっしゃるそうです。人間にできないことなどないんだと、無限の可能性を感じました。

いつも限界を感じて、すぐに諦めてしまっていた私。まだ可能性があるにも関わらず、70点くらいで満足しちゃう性格を変化させていきたい。2025年は自分のど真ん中にある価値観をやり切ることにしたいな。

ひまわり/新川帆立

新しく出会った本たち

ひまわり/新川帆立(幻冬舎 2024/11/13 発売)【今週イチ推し】

商社で働いていた朝宮ひまりは交通事故にあい、全身四肢麻痺の障害を負う。リハビリを続けるも復職の道を断たれ、幼馴染のすすめで弁護士を目指す。様々な試練が待ち受けることになるのだが…

頑張ってる女性が輝すぎ問題。カッコ良すぎて大好き。エンタメ小説として完成形、めっちゃ面白かったです。

箱庭クロニクル/坂崎かおる(講談社 2024/11/20 発売)

若手作家のホープ、坂崎かおる先生の短編集。稀有なワードセンスに脱帽、決して派手ではなく木訥と綴られる言葉の渦に溺れそうになります。女性の人間関係を幻想的かつ無情に描いています。

幻想的な世界観の中でも科学的な視点もあり、社会・歴史問題に切り込む純文学寄りのエンタメでした。

ささやきの島/フランシス・ハーディング(東京創元社 2024/12/18 発売)

主人公マイロの父は死者の魂を島に送りだす仕事の渡し守をしていた。父の仕事に憧れているマイロだったが父からは渡し守には向いていないと言われていた。ある日、島に死者の魂が放たれてしまうトラブルに巻き込まれる。マイロは父の任された渡し守の仕事を引き継ごうとするが…

いつもファンタジーな世界に誘ってくれるフランシス・ハーディング。はかなり短めなお話、挿絵入りの児童向けになっています。ただし内容はいつもの通り濃厚濃密、夢の中を冒険しているようなファンタジーです。

お梅は次こそ呪いたい/藤崎翔(祥伝社文庫 2024/12/12 発売)

戦国時代には呪術の力で大名たちを殺戮していた呪いの人形「お梅」 令和の時代に復活し、現代人も呪い殺そうと意気込んでいた。しかも今回は空中浮遊、胴体分離するという特技を手に入れることに! お梅は現代人を呪い殺すことができるのか?

お梅は呪いたい』の続編が登場、今度は空中浮遊&胴体分離するという相変わらずハチャメチャです。第二弾ということでミステリー作家の先生らしい工夫をされていて、色んな変化球で楽しませてくれます。


各作品の詳しいレビュー

各作品の詳しいレビューはブクログで記録しています。お時間があるかたは、ぜひ遊びにきてね。読んでいただき、ありがとうございました。



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