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古本に挟まった気味の悪いメモ

古本屋でパウロ・コエーリョ著『ザーヒル』を買った。
と言ってもブックオブでも町の古本屋さんでも古本市でもなく、リサイクルショップの本棚に並んでいる古本。そのリサイクルショップは遺品整理も行っている。店内の貼り紙に書いてあったので、「ここは死んだ人の物品も扱ってまっせ」と周知していたのだろう。
特段、私はそういうことを気にしないタチなので、そこで古い洋楽CDをよく買っていた。
その日は本を買った。読み進めて数ページ目にこんなメモが。

古本に挟まっていたメモ

言葉に*すると
本当にな*りそう*で
こわ*いから、
言葉にできない本当
がある

気味悪いし、怖いし、読み進めるのをやめた。でもまだ本棚に眠っている。メモは捨てたけど。
誰か、このメモを解読できる方がいたら解読してほしい。まあ、解読というかそのまんま読めば意味は通じるんだけど、なぜ「こわい」の「い」を間違えるのだろうか?

急に思い出し、誰かに共有してもらいたくて書き記す。


志井永子

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