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このスープで残りの夏を乗り切ります!

夏になると冷製スープを作ることがあるのですが、この韓国の冷製スープ(ネングッ 오이냉국)は私が幼少の頃から食べている夏定番スープ。これを我が家は毎年作っています。もちろん、今年も作りましたよ!

▼トマトやきゅうりのガスパチョも作りましたよ

先日、二十四節気の「処暑」を迎え、厳しい暑さはなくなりこれから秋めいてくる季節と言われています。実際に地元徳島は朝晩が涼しい日もあったり、曇っている日は室内でも上着が必要かな?と感じる日々。
が!まだまだ残暑厳しい日本の夏です。ちょっと暑さが身体から抜けないな…、喉越しのいいスープが飲みたいな…と思った時は、ぜひこのネングッを思い出してみてくださいね。

韓国の冷製スープは超簡単(レシピ)

我が家のネングッはシンプルに
ワカメときゅうりと生姜・みょうがだけ

材料はわかめときゅうり、そして薬味の生姜とみょうがだけ。
我が家はだし汁に醤油とお酢で味付けをしますが、だし汁を使わない、砂糖を入れるなど家によって違うのがこの冷製スープです。
冷蔵庫で冷やして食べますが、味をしっかり濃いめにして氷を入れたりすることもありますよ。

▶︎ 韓国冷製スープ(ネングッ)

【材料】
・だし汁 2.5カップ(我が家はこんぶ&鰹&いりこだしです)
・きゅうり 1本
・わかめ 約30g(できたら生わかめがいいですよ)
・(A) 調味料:醤油 大4、お酢 大1.5、塩 小1/4
・(B) 薬味:生姜・みょうが 適量
・白ごま 適量

【作り方】
1 だし汁を用意(少し冷ましておく)
2 1に調味料(A)を加え冷蔵庫で冷やす(味の塩加減はお好みでどうぞ)
3 きゅうりは千切りに、わかめは一口大に切る
4 (B)はそれぞれ千切りにする
5 冷えた2に3、4を入れて白ごまを振って出来上がり

※(A)の調味料を味濃いめに作り、食べる直前に氷を入れて盛り付けるのも良いですよ

だし汁を作る時以外は火を使わない調理です。
焼き肉や濃いめの味付けの料理だとさっぱりとして味わいでクールダウンできるスープです。和食にも合います。

ある日の晩ごはん
トマトやゴーヤ、なすなど夏にたくさん見かける夏野菜の和食にネングッを+


きゅうり・わかめの薬膳的効能は?

新生姜を使っただけの薬味
さっぱりとして喉越しは最高です

旬の夏だけでなく、年中手に入れられるきゅうり。涼しくなってきるとちょっと身体を冷やしがちな冷製スープです。生姜やみょうがを入れるのは、これらが身体を温める作用があって(温性)、わかめやきゅうりの冷やす力を中和させる目的もあります。
冷え性の方や胃腸の調子が悪い時は控えてくださいね。

赤い糸唐辛子の色が良きです

▶︎ きゅうりの効能
【五性・五味】寒性/甘
【帰経】胃小腸
【効能】清熱 生津 止渇 利水 解毒
・身体にこもった熱やほてりの解消
・汗をたくさんかいた後の潤い補給
・暑さによる口や喉の渇きを解消
・むくみ解消
・皮膚を潤す
※高熱や顔が赤くなるような時、赤味を帯びた腫れ物(できもの)ができるような時に◎
※かなり身体を冷やす作用が強いので、胃腸が弱い時や冷え性タイプの方は多食注意です

▶︎ わかめの効能
【五性・五味】涼性/鹹
【帰経】腎
【効能】清熱 化痰 軟堅 利水
・身体にこもった熱やほてりの解消
・余分な水分や痰を排出し、むくみを解消
・しこりや腫れものを柔らかくして小さくする
・便秘の改善

薬膳食典「食物性味表」より

2つの効能を見ると、腫れもの(できもの)ができた時に良さそうですね。五性からすると、できものも赤みを帯びた熱のこもったできものやニキビには有効かもしれません。

美味しいわかめが手に入った、きゅうりをたくさんもらいすぎてどうしよう…といった時にぜひこの冷製スープ・ネングッを作ってみてくださいね。

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