VOL.0 このコラムについて
このnoteは、宣伝会議が運営するウェブメディア「アドタイ」の新連載、室井淳司の「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」をご紹介しています。
コラム記事全文は以下リンクからお入りください。
コラムタイトル
→1.クリエイティブの領域を広げる時間軸
→2.クリエーションのデザインとアート
→3.デザイナーと協業するデザイナー
→4.経営者の思考をデザインする
→5.プレゼンに驚きや感動はいらない
→6.評価軸を理解して競合プレゼンに勝つ
→7.競合プレゼンを勝ち抜く組織戦略
→8.クリエイティブ・ディレクターの実現力
9.中央集権型チームと分散型チーム(3/10公開)
10.プロデュース力を養う為に (3/24公開)
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はじめに
皆様こんにちは。
Archicept city CEO / Creative Director の室井淳司です。
大学を卒業してクリエーションを仕事にして23年目、博報堂から独立して10年目を迎えました。10年の間、様々な組織から様々なお声がけを頂き、様々な立場でプロジェクトに参加して参りました。
僕は元々空間プロデュースが専門領域でしたが、最近はクライアントから空間だけではなく「総合的に」という期待が増えている様に思います。
クライアントの「総合的に」という期待値は、プロジェクトを着地させる為に総合的に手伝って欲しいという期待であり、デザインやクリエイティビティ以上にプロジェクトの課題や文脈の整理からマネジメント力まで問われていると感じます。
そこには、これまで様々な企業のプロジェクトを実現してきた経験値や、僕が人生で積んできた経験値全てへの期待が込められていると感じます。
この様な期待値はキャリアを積んできたクリエーターは必然的に求められるもので、期待される領域が点から面へと広がるのは自然です。
一方でクリエーターには、点のプロフェッショナル性を極める生き方も、領域を面へと広げていく生き方もどちらもあります。そして日本においは、点を極める職人肌のクリエーターが多い一方、面へと移行するクリエイティブ人材が少ない様に感じます。
僕自身は、空間を軸足にしながらも領域を面へと広げてきました。領域を広げる中で求められたのはプロデュース力です。
今回のコラムでは、僕が経験してきたプロデュースとしての経験値をお話しし、クリエーターやマーケッターに関わらず事業・ブランド領域で必要なプロデュース人材育成に寄与できればと考えています。
室井淳司