生ジョッキ缶が、あらわれた!
あなたは知っているだろうか。
開けただけで、泡が出てくるビール缶を。
まるで生ジョッキの感覚…らしい。
伝聞の形なのは、私が実際に見てないからだ。
その名もアサヒスーパードライ生ジョッキ缶!
実は売り出したのは去年の話。
大変な人気となり買えなかったのだ。
買えないなぁと思っているうちに忘れてしまった。
熱意が感じられないのは、あつこはお酒を飲まないからだ。
これがスイーツだったら、絶対に忘れない。
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先日コープみらいの共同購入に、
このアサヒスーパードライ生ジョッキ缶が出ていた。
びっくり。
どういう風の吹き回しかわからないがかなり生産量を上げて
一般に出回るようになってきたらしい。
どのくらい手に入りにくかったかと言うと、
去年の夏にはフリマアプリのメルカリで、定価の2倍以上で売られていた。
それを買う人もたくさんいた。
今、メルカリでこの生ジョッキ缶を検索すると、注意書きが出てくる。
(去年に比べれば価格は落ち着いた)
それもそのはず。
高額取引が目にあまり、メルカリとアサヒビールで協定を結んだのだ。
同じようなパターンはユニクロでもある(ユニクロの新製品をメルカリで買うとき、同様の注意書きが出る)
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そうそう、だからビール。
ちょうど今日共同購入が配達されて、生ジョッキ缶が我が家に現れたのだ。
じゃーん!
ふたもリサイクルしてほしいと書いてある。なぜフタ?プルタブじゃないのか?
説明しよう(知ってる人は知らないふりして聞いて)。
特徴は、生ジョッキ感覚だ(しつこい)
そしてここにこだわりが。
冷蔵庫で冷やしてから飲むのだ。
まあ、当たり前だが。
理由は泡。
ちゃんと説明されている。つまり温度によって泡の量が違う。
飲み頃温度は4度から8度。どうはかる??
あつこは適当に冷蔵庫に突っ込んでいただけ。
それでは、我が家の理科系夫に開けてもらおう。どうぞ。
パカッ。
…
「きゃー」
あつこの悲鳴がこだまする。
白い泡が!
生きてるみたいに吹き出して!
テーブルの上に!
カーペットの上はやめて! お願いだから(きゃー)
理科系オット、あわてて泡を吸うが
それにも負けずに泡が出てきて。
「理科系オット」対「スーパードライジョッキ缶」の対決!
缶をあけきれないっ!!!
あー!ようやくふたとった。
さらに2回ほど吸って落ち着いた状態がこちら。
いやー!
同じようなことがいろんなご家庭で起こっていると推察。
理科系夫「やっぱり泡があるとおいしいね。
これは缶ビールでは実現できないと思ってたけど。
売れるの当たり前だね」
この缶ビールには2つの技術が存在している。
1,缶を開けると自然に泡が出る「自然発泡」
2,缶の飲み口の全面を開ける「フルオープン」
いずれも10年前からアサヒビールが保持していた技術。
それを組み合わせて・・・・
「泡が出すぎるじゃないか」とか
「缶のふちで手を切らないの」なんていう苦情に対応して
顧客の声を聞いて改良を重ねた結果の新商品。
まさかの大ヒット。
自然なジョッキの泡に近づけるために苦労したそう。
ヒット商品を生み出すにはやっぱりたゆまぬ努力が必要なのだ。
いろいろな物事も単独ではなく
組み合わせたり、取捨選択することで新しい可能性が生まれる。
会社の経営戦略だけではなく、自分の生き方にも同じことが言える。
理科系オット「しかし缶ビール開けたぐらいで、あつこ(61)がうるさい(ぼそっ)」
なにそれ!
わざわざ、かっこ61かっことじ、と言わなくても。
あと、泡に驚いただけでうるさくなんかしてないから(キリッ)
あつこ「せっかく買ってあげたのに、もう買ってあげません」
理科系オット「最近はようやく手に入りやすくなってきたから大丈夫」
こうして明日からゴールデンウィーク初日が始まる。
パカッと開ければ
夫婦の会話がはずむだろう。
たぶん。
そして夫婦のこれからの可能性、戦略などもゆっくり話しあおう。
わたしと理科系オット、一緒の時間を大事に
それぞれの挑戦する時間も大事にすごしていく。
生ジョッキ缶のふたつの技術が組み合わさったように。
開発が大変だったように。
2人のこれからもいろいろありそう。
大ヒットになるように。
(しかしビールの温度調節をどうやるのだろう。
吹き出さずにうまく開ける方法を知りたい。)