note104日連続投稿して力尽きた訳が『鬼速PDCA』を読んでわかった
今年のお正月、石川ゆきさんの『書く習慣』に刺激を受け、noteの100日連続投稿を始めました。
文章をうまく書きたい。
そのためにとにかく毎日書き続け、書く習慣を身につけよう。
「今年の目標」にぴったりだと意気揚々と投稿を始めました。
途中、何度も挫折しそうになりながらもなんとか104日連続投稿。
でも、目標を達成したものの、やり切った感は全然ありません。
それどころかやる気がなくなり、身についたはずの「書く習慣」が消えて、すっかりnoteから遠ざかってしまいました。
なんでこんなにむなしいのだろう。
ずっとモヤモヤしていた時に『鬼速PDCA』を読んだら気がついたのです、むなしさの原因が。
そこで、今日は『鬼速PDCA』を読んでわかったnote100日連続投稿してモヤモヤした原因について書いていきます。
鬼速PDCAとは何か
目標達成に役立つPDCAサイクルを身つけるための必読書と言われている『鬼速PDCA』。
著者は野村証券で最年少記録を出し続けたという冨田和成さんです。
一般的なPDCAは
P:計画を立てて D:実行し その結果を C:検証して A:改善する
という流れです。
一方、鬼速PDCAは、名前の通り、高速を超える「鬼速」でPDCAを回し、圧倒的なスピードで成果を出し続けることができるものだといいます。
鬼速PDCAでは、P:計画がサイクルの5割を占めるほど重要です。
計画段階で課題と仮説をたて、やるべきことの優先順位まで決めます。
D:実行段階ではまさに実行するだけ。
そして実行しながら C:検証し、課題が見つかれば A:調整し、あらたに
D:実行にうつす、つまり、スピード感がある→「鬼速」なのです。
P(PLAN)計画
この部分を読んだだけで、私の計画が甘かったことを悟りました。
「書く習慣を身につけたいから100日noteを連続投稿する」
なんとなくキリがいいから、そのくらい続けば何か変わるかもと
あいまいな気持ちで「100日連続投稿の山頂」を目指していたのです。
本当は「書く習慣を身につける」が目標だったのに。
それでもまだ曖昧な目標です。
なぜ、書く習慣を身につけたいのか、そこを深掘りする必要がありました。
だけど、自分で立てる目標って、最初から明確にできるものではないですよね。計画段階で「ああでもない、こうでもない」と考えていたら行動できません。
見切り発車でも、とにかく始めた方がいい時もあります。
あいまいな計画でも行動を始めてから、鬼速PDCAを取り入れれば挽回するチャンスがあるからです。
Ⅾ(DO)行動
目標に到達するために不足していることが課題であり、それを解決するための行動がアクション。
アクションをさらに分解したタスク(作業)をスケジュールに落とし込み、その通りに実行すれば、課題解決につながるというわけ。なるほど。
実行もただすればいいというものではありません。
解決策はあくまで仮説なので、それが「最適解」なのか検証する必要があります。
それも鬼速で。
C(CHECK)検証
‟こまめな検証” これが「鬼速PDCA」の肝でしょう。
「100日書いたら~」なんて遅すぎました。
「あれっ? このまま続けても意味あるのかな?」
と途中で違和感を覚えたときに検証すれば ‟実行サイクルの無駄打ちを減らすこと”ができたのです。
A(ADJUST)調整
検証の結果、思った成果が得られなければ修正や中止を検討するのが
A:調整です。
毎日noteを書いている中で、「とりあえず何でもいいから書こう」と日数稼ぎの日もあり、「これでいいのか私?」と自問自答することもありました。
継続が目的ならばどんな形であれ、毎日書き続けることに意味があったでしょう。でも、私が目指したのはそこではなかった。
途中で気がついたのに、「100日続けると決めたのだから」と中止する勇気がなく、ただただ続けてしまった。
だから、100日経った時、むなしさだけが残ったのです。
まとめ
私が100日連続更新できてもむなしかったのは、連続更新が目指すところではなかったからです。しかも途中で薄々気づきながら、「決めたことだから」と思考停止で続けてしまったのもくやしい。
だけど、毎日noteに向き合う時間を作ることができました。
やればできる。
これは収穫です。
この時間を使って、いま学んでいるストーリーテリングで得た知識を活かしてnoteの記事を書いていこう。新たな目標ができました。
なんのために?
人のこころを動かす文章を書けるようになりたいから。
自分のスキルの足りないところを見極め、計画をしっかり立て、鬼速でPDCAを回し、今度こそワクワクしながらnoteを書き続けていきたいと思っています。
100日連続投稿もムダではなかった。
検証して前向きな気持ちになり、ようやく胸のつかえがとれました。
ああ、よかった。