見出し画像

ヒューマンデジタルコンサルタンツ採用担当者が語る、新卒採用したい人物像とは?

 ヒューマンデジタルコンサルタンツ株式会社(以下、HDC)では、2022年度から新卒採用を開始し、新卒1期生・2期生が現場で活躍しています。HDCで人事を担当されている濱道さんに、HDCが求める人材や選考のポイントについてお話を伺いました。


ヒューマンデジタルコンサルタンツ株式会社 人事部  | 濱道 絵理紗さん

――まずは、濱道さんご自身の入社の経緯を教えてください。
 
 前職では約3年間、オフショア開発の企業で人事担当を務めていました。少人数の企業だったので、中途採用が主で採用人数も少なく、新卒採用など幅広い経験を積みたいと考え、2023年1月にHDCに入社しました。入社後は採用担当として、新卒とキャリア採用の両方に携わっています。

――採用担当として、どんなところに仕事のやりがいを感じていますか?
 
 当社では2022年度から新卒採用を本格的に始め、ようやく3期目です。まだまだやるべきこと、やりたいことがたくさんあり、企画段階から新しいことに取り組める点が、やりがいにつながっています。今年は初めてインターンシップを行いましたが、今後は就業体験に近い形で、できるだけ多くの学生に会えるような企画を考えていきたいと思っています。

――課題と感じていることはありますか?
 
 私自身、まだ入社1年目なので、わからない部分がたくさんあると痛感しています。今後の課題としては、まず、社内メンバーとのコミュニケーションを緊密にしていくこと。採用に関わっていない社員の方々ともコミュニケーションを深め、信頼関係を築いていきたいと考えています。何かあれば頼りにしてもらえるような人事担当者像を目指しています。
 また、新卒・中途を問わず、入社した人たちに対するフォローにも力を入れていきたいですね。入社後も面談など何かしらの接点を持ち、定期的にフォローしていきたい。採用に留まらず、新卒の育成や組織間コミュニケーションにも関わって、人事としてより総合的な働きをしていきたいと思っています。

――選考時、学生と接する際に意識していることはありますか?

 私は、オンライン説明会の司会進行と1次面接の面接官に始まり、2次面接以降の連絡や内定出しまで、選考過程の最初から最後まで、応募者にとっての窓口役になっています。面接の際に意識しているのは、応募者の皆さんに、できるだけ素を出してもらえるようにすることです。面接は、誰もが緊張します。緊張をほぐして素の自分を出せるよう、笑顔で柔らかい雰囲気で、笑いのある面接を心がけています。
 新卒の人は特に、面接官の印象がそのまま会社の印象になる傾向が強いです。ですから、私たちも応募者に対して素を出し、飾らず本音の部分で話をしています。面接ではお互いに素を出し、いかに相互理解ができるかが大事だと考えています。
 また、私自身は、学生と一緒に選考過程を歩んでいく「伴走者」のような意識で学生と接しています。新卒採用ではステップごとに本人に直接フィードバックを行い、「1次面接ではあなたのこういうところがよかったと思っています。2次面接でも、あなたの魅力を伝えてね」などと、こちらが評価している点を伝えます。応募者が自信を持って自分のよさを選考過程で発揮してもらえるよう、寄り添っていけたらいいなと思っています。

――応募する学生に対して、こういう点を意識してほしいと思うことがあれば、教えてください。
 
 私たちは選考の際、人柄を重視しています。応募者は1人ひとり違うので、面接ではお決まりの質問もしますが、その人が頑張ってきたことについて深掘りしていくような質問も多いです。「あなたのことを知りたいから、いろいろ教えてね」というスタンスです。面接で私たちは「自分の考えや思いを自分の言葉で伝えているか」を見ています。借り物の言葉や、伝えること自体をあきらめてしまうと、それは私たちにわかってしまいます。ですから、素の自分を出して、拙くてもいいので自分の言葉で話すことを意識していただきたいですね。

――HDCに応募してくる学生の特徴はありますか?

 当社では、Webコンサル営業・IT人材コンサルタント・システム開発エンジニアの3職種を募集しています。全職種の応募者に共通しているのは、ITに対して興味があり、当社の事業や会社の将来性に魅力を感じている人が多いということです。また、困っている人(お客さま)の助けになりたい、自分の仕事を通じて社会をよりよくしたいと考えている人も多いと感じます。


――採用の決め手となることは何でしょう? 多くの応募者と接する中で、濱道さんが感じることを教えてください。
 
 これは説明会のときからお伝えていることですが、当社では主体性を大事にしています。与えられた仕事をこなすだけではなく、自分で考え行動できる人。主体性を持って仕事に取り組みたいと考えている人が当社には合っており、入社後も活躍できると思います。
 主体性があることに加え、応募者がやりたいことと当社の業務内容がマッチングしていることが、採用の決め手になると感じています。応募時には、自分が社会に出てどんな仕事をしたいのか、当社でどんな仕事ができるのか、まだ見えていない部分もあると思いますが、心配はいりません。選考過程でお互いの考えを確認し、すり合わせをしながら進めていくので、入社後のギャップやミスマッチは起こりにくいと思います。

――内定後のフォローアップや入社後の育成についても、教えてください。
 
 内定後は入社前課題として、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格であるITパスポート資格を取得していただきます。
 入社後は、先輩社員が新入社員を指導・支援する「メンター制度」を導入していますが、メンターが寄り添いながら部署全体で新人を育てようという気風があることが、当社の特徴です。困ったことやわからないことがあれば、担当のメンター社員だけでなく、周囲の社員や上司とも気軽にコミュニケーションが取れるので、心配ありません。当社の場合、新卒採用を始めて年数があまり経っていないので、メンター社員たちの意識が高いことも特徴です。新卒1期生・2期生として自分たちがいろいろなことを経験してきたので、後輩たちをしっかりフォローしてあげようという思いが強く、自分のことだけで手一杯にならず、後輩の育成にも頑張っています。人事の私たちにとっても、すごく頼りになる存在ですね。

――最後に、就活中の学生に向けてメッセージやアドバイスをお願いします。
 
 就職活動全般に言えることとしては、面接の中で自分をいかに発揮できるかが大事だと思います。面接では、ご自身の得意なことはもちろん、苦手なことも伝えていただけると、より有意義な相互理解の場になると思います。いまの就活生はコロナ禍で学生生活を送ってきたので、自分が学生時代にやりたかったことを存分にできなかったという人も少なくありません。そのため、自信を持って自分のことを伝えられない人も多いのですが、面接官もそのあたりの事情は理解しています。どうぞ勇気を持って、面接に臨んでいただきたいと思います。


※2023年10月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
 肩書き・部署名等は取材時のものとなります。


<ヒューマンデジタルコンサルタンツ株式会社・会社概要>
 デジタル化がますます加速する中、企業が抱える課題の解決をデジタル活用でサポートしております。具体的には、DX関連のサポート全般、Webサイトやアプリなどの企画・制作、コンテンツ制作、システム開発、分析・保守・運用、ソーシャルメディア運用、SEO/SEM対策広告代理業など幅広く展開しております。
 課題抽出から戦略立案、システム開発、デザイン、運用まで、規模や業界を問わずワンストップで提供します。