【ワーママたちの本音】両立のコツは優先順位をつけ、適度に手を抜き、楽な気持ちで!
ヒューマングループ各社には、小さなお子さんを育てながら働くワーキングママがたくさんいらっしゃいます。仕事と育児の両立テクニック、同僚や家族のサポート、今後のキャリア形成など、さまざまなテーマについて本音で語っていただきました。
——延藤さんは広島のご出身なんですね。
はい。大学も広島で、入社以来ヒューマンアカデミー広島校に勤務しています。これまで全日制事業部の学生募集や児童教育事業部のロボットプログラミング教室のSVなどを担当してきました。現在は人材開発室に所属し、新卒採用担当者として、テレワークで働いています。
——どうしてテレワークを選んだのですか?
きっかけは夫の転職でした。それまで夫が子どもを保育園に送っていたのですが、転職後は朝6時半に自宅を出なければならなくなったんです。代わりに私が送っていこうにも始業時間に間に合わず、退職という言葉もちらつきました。そんな状況を上司に相談したところ、ちょうどコロナ禍だったということもありテレワークを勧めてくれたんです。
当時は広島県内のロボット教室をいくつか担当しており、各教室のマネジメントをしていました。入社10年を過ぎたこともあり、新しいチャレンジをしたいと考え、社内公募に応募して人材開発室へ異動しました。東京本社の人材開発室とはオンラインでやりとりができるので、引き続き広島の自宅でテレワークをしています。
——平均的な1日を教えてください。
朝6時半に夫を送り出してから、子どもたちと朝ご飯を食べます。7時半に保育園へ送っていき、自宅に戻ってくると8時半。9時から16時までショートタイムで働き、晩ご飯の準備をしてから保育園へお迎えに行きます。19時に子どもたちと晩ご飯を食べますが、夫は帰宅していない日のほうが多いですね。21時には子どもたちをお風呂に入れお布団へ。でも下の子がなかなか寝ないので、絵本を読んだり、お話をしながら寝かしつけが終わり落ち着くのが23時頃です。
——家事・育児と仕事の両立はできていますか?
そうですね。夫婦で協力しながら、自分ではできていると思っています。テレワークをしているおかげで通勤に時間を取られないことが大きくて、本当にありがたいですね。洗濯は夫が担当してくれていますし、ロボット掃除機や食洗機もフル活用しています。
両立のコツは適度に手を抜き自分自身が楽な気持ちでいることです。何事も完璧にしようと思うと、うまくいかないことにイライラしてしまいますよね。子どもたちのペースもありますので優先順位をつけ、多少家事が進んでいなくても「まあいいか」と言い聞かせて、自分も子どもも家ではリラックスできるように心がけています。
——優先順位の高いものは何でしょう?
家族が笑顔で過ごせること。子どもたちも夫も外でたくさん頑張っているので、家が一番落ち着く環境にしてあげたいと思っています。子どもたちが好きなことに集中している時は私も自分時間を確保しています。「この隙間時間に家事をしなきゃ」となると、私自身がいっぱいいっぱいになってしまうので、息抜きも大事です!
——お仕事で心がけていることは?
ショートタイム勤務なので、結構あっという間に就業時間が過ぎていくんですね。だから仕事の密度を濃くするために、無駄な時間を費やさないように心がけています。特にテレワークで新しい仕事に挑戦したのでわからないことがあれば上司や同僚にチャットですぐに聞くようにしています。自宅でひとりで悩んでいる時間がもったいないですから。Zoomやチャットがあるおかげで、東京本社との仕事に不便を感じることはまったくありません。
——大変なこと、困っていることはありますか?
テレワークとはいえ、保育園からの急な呼び出しには対応しなければいけません。その日に予定していたオンライン説明会や面接の対応を、人材開発室部の皆さんに代わっていただくなどして助けてもらっています。先週は娘がインフルエンザにかかって1週間も休んだので、両家の両親が交代で来てくれてとても助かりました。
——仕事を辞めようと考えたことはありますか?
それはありませんでした。就職する前から、結婚して子どもが生まれても仕事はずっと続けたいと考えていました。実際に子育てをしているいまも、考えは変わりません。家庭を離れ、ママじゃない姿でいられる時間って大事かなと思っています。
人材開発室に異動してから、インターンシップの企画などさまざまな新しい仕事に挑戦できています。自分が作成した企画や資料で、学生たちに自社の魅力が伝えられることにやりがいや達成感を感じています。
もちろん仕事がうまくいかない日もあります。そんなときはモヤモヤを家庭に持ち込まないようにしています。私が子育てで大事にしているのは、家の中ではいつも笑顔でいることなんです。自分の機嫌は自分でとるようにして、子どもはもちろん夫にもあたらず、つねにやわらかい対応を心がけています。この家の雰囲気は私がつくっているんだから、という思いですね。
——これから産休・育休を取ろうと考えている人たちにアドバイスをください。
いま、当社の育休復帰率は100%。会社としても子育て世代を応援したいと考えています。3歳までは時短勤務ができますが、3歳以降、【ショートタイム制度】があり6時間、7時間勤務など選択ができます。皆さん、色んな人生のタイミングで働き方には悩まれると思います。
人材開発室に異動し、HAには様々な部署でいろいろな働き方をしていると知りました。仕事と育児の両立に不安がある人もいらっしゃるでしょう。仕事と育児の両立に不安がある人もいるかもしれませんが、1on1ミーティングなどの機会を利用して、普段から上司や周囲に働き方についてしっかり相談することが大事だと思います。
私はありがたいことにそうすることで、自分では想像していなかった選択肢が広がっていきました。働き方の可能性は広がっているので、ぜひ皆さんも今の仕事を楽しみながら、将来についても考えて頂きたいです。
<延藤 花恵さんプロフィール>
2013年、ヒューマンアカデミー株式会社入社。2015年に結婚。夫は企業の経理部勤務。2017年に長男、2020年に長女を出産。2023年4月より現職。取材時のお子さまの年齢は6歳、3歳。
※2023年12月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
肩書き・部署名等は取材時のものとなります。
<ヒューマンアカデミー株式会社・会社概要>
ヒューマンアカデミーは、学びの面白さを提供する「Edutainment Company」として、1985 年の創設以来、時代や社会の変化にあわせながら800以上の講座を編成しました。未就学児童から中高生・大学生・社会人・シニア層とあらゆるライフステージにおけるSTEAM教育やリスキリング、学び直しの支援を行っています。
さらに、独自の「ヒューマンアカデミーGIGAスクール構想」を推進し、学習支援プラットフォーム「assist」を開発。SELFingサポートカウンセラーと講師が、個別に学習目的や目標にあわせた進捗管理や相談などの学習サポートをします。私たちは、常に最先端の教育手法やテクノロジーを取り入れ、学びの喜びを追求し最高水準の教育サービスを提供していきます。