それでも紙は減らすべきなのか?
2023年、初note。
ちょっと熱量高めにいきたいと思います。よろしくお願いします。
この1年間でHOLOHOLOBIYORIには変化がありました。
1から2になり
そして想い描いたアトリエにぴったりの古家と出会った。
環境が変わったことで
きっと
目に見えない部分も含めて
私たちには変化があったんだと思います。
それが何かというと
例えば
2人になったことで
私自身が常にアウトプットができる環境になったということ。
これまでだってISAMUさんは聞いてくれていたと思うけど、やっぱり自分ごとではなかったと思うんですよね。
今は違う。
全て自分も当事者として耳を傾けてくれる。
それによって
私が伝えたいことが
私たちが伝えたいことになり
もっと濃厚に
もっと鮮明になった。
その想いを、"お客様"と共有できるよう、私たちのカタチを明確に伝えるためにも、新しいリーフレットを製作することにしました。
今の時代に紙?
と思う方もいるんでしょうね。
紙を配る、それを悪と捉える人もいることは知っています。
受け取り方は人それぞれ。
リーフレットを受け取った方がその後どうするかも、人それぞれである事は、わかります。
捨てられる事もあるでしょうね。
だから"悪"だと、ゴミを増やすだけだと、そう言う人がいるんでしょう。
しかし、私たちにとっては
ゴミではないです。
ゴミか否かには、主観が入る。
例えば、麻袋もそう。
ゴミを減らしてるのね、と、言われる事もあるけれど、私は麻袋と出会った時から、アートだと思ったし、素敵な素材の1つだと認識した。
ゴミだと思ったことは今の今まで、1度もない。
麻袋の存在は周知されているのに、アート性を持った見方をする人の少なさに悲しみすら覚えます。
ゴミを減らす?
これ、ゴミじゃないよ。
ゴミを減らす問題から生まれたのがバッグじゃなくて、麻袋が元々持つアート性、ファッション性を、デザイン、クリエイションの力でもっと明確に、強調する。私がする!私が伝えるよ!そうして生まれたのがPicture Bagなんです。
必ず私がかっこよさを伝える!
麻袋と出会った時の情熱が、いつしか使命感すら感じるようにもなったし、麻袋の個性とガチンコで向き合ってきたら、愛おしさも増してくるし。
なんというか、擬人化しちゃうような感覚すら覚える、そんな存在なんですよ、麻袋って。
こういう私たちのものづくりの想いを伝えるためにリーフレットがある。
これまでもね、リーフレットの力は感じてきたから。
私たちにとってのリーフレットって、もう1人のメンバー、それくらい大切な位置付けなんです。
どんなリーフレットを作るか?カタログ的なものじゃ無い、想いを伝える使命を持ったリーフレット。
それを読んでくださったお客様が、また来てくださる、これは現実として、何度も起こっています。私たちの想い、クリエイションに共感して、足を運んでくださる現象。これはただのゴミにはできない事だと思っています。
そう、ゴミじゃないですから。
もちろん、instagramでも
こうしてnoteでも
文字で伝える事はしているし
店頭でも言葉て伝える努力はしているけれど
1回話したからもういい、ってことは無いと思っていて。
これこそ、継続して伝え続けないと。
私たちがものづくりする意味を
価値を、紡いでいかなくちゃ。
私たちにとって、意味のある物
それまでゴミ認定、しないで欲しい。
とりわけエコを謳わない事=興味ない
ということではないんです。
必要なものまで、ピッキーになって闇雲にNOを突きつける人間にはなりたくないと思っているだけ。
私たちクリエイターは
そもそも
これが無いと生きていけない!というものを作り出しているわけでないんですよ。
しかも、作ることはゴミを生み出します。これは必ず、です。
作らない人にはなかなか理解できないかもしれないけど、ハンドメイドレベルであっても、新しいゴミを生み出します。
ファストファッションはよく取り上げられるけど
生地屋さんも悪ですか?
ものづくりも悪ですか?
全て、悪ですか?
とまぁ
あぁ言う人もいれば
こういう人もいる。
これが現状
堂々巡り。
だから何もしない
のではなく
むしろ逆手に取る。
麻袋をゴミだと思う人が世の中に多数存在し、私のクリエイションがゴミを減らす活動に映るのであれば、
その先も見てもらえるように、
むしろ私が伝えたいのは
その人たちがもう一歩私の方に踏み込んで来てもらえて初めて伝えられると思っているから
私の方から動きます、伝え続けます。
活動報告だけで世の中は動かない
動くって、1回や2回、体を動かすだけでは、ゼロとさほど変わらないのも事実。
心から揺さぶられないとね
あなたの心を掴む勢い
熱意
パワー
クリエイションにこそ、できることってあるんですよ。
既にあるものに新しい価値を。
簡単なようで、ほんと泥臭い、地道な事。私は続けます。
頭のいい方々がいろんな協会を作って活動したりしているんだと思うけど、心を揺さぶる何かをわたしは正直感じたことがないんです。
かわいそう
ひどい
そんなネガティブな感情で集まり動くのはあるのにね。
情熱で動くって、特に年齢を重ねていくと、ほんとに減る。
私はものづくりと出会ったおかげで
年齢を重ねても、熱が冷める事を知らずに今も作り続けています。
持続可能な社会、これは個々の生活とも密着してることだよね。
主婦の趣味じゃなく、立派な仕事として、情熱をもってものづくりをして、胸を張って生きていく、これぞ、ハンドメイドが持続可能なものである事を証明する事に繋がると思う。
要はね、人の数だけ、正義があるって事なんだと思う。
私が書いた事に反論もあると思うけど、これは私の"自分軸"の話。
私の人生の話。
私が恵まれていますって話でもない
私もこの社会の荒波の中で
生き抜く術を模索してる1人である
って話なんです。
不必要な紙は減らす
それには賛成です
それがいつの日か行き過ぎて
むしろ私たちから紙を取り上げる事に向かっているとしたら…?
書く事が減る
読むことが減る
それもいい事なんだろうか?
人間の五感に触れるもの
紙の肌触り
文字のカタチ
読みながら記憶が蘇るプロセス
私はクリエイターです。
"感覚"という目に見えないものを信じて生きています。
そういうことなんだよなぁ。
だからね
新しいリーフレット
作りますよ
見てほしい
読んでほしい
これも私たちの作品の一部だから。
おわり。