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麻袋をポジティブに!!

今年も確定申告はギリギリでした。
懲りないやつ…それは私…
3月に入って始めたものの
途中から作りたい欲求が増してきて
半分終わってるし、と
確定申告を後回しにして
ミシンに向かっていたという…
そして3/14に駆け足で仕上げました。
いずれにせよ、今年も終わったー!
やったー!

ということで

4/6〜12の
玉川高島屋のPOPUPから
Coffeeサコッシュの販売をスタートさせます。
初お披露目。

サコッシュのご要望はずっといただいていたのに、私的になかなか踏み切れずにきたもの。

・ポーチに紐を付けてくれたら
・簡単なものでいいから

というお声もたくさんあったのですが、ポーチはポーチとして作っていたし、簡単なもの?!簡単?え?ということで、私の中ではGOできず。

サコッシュって体に密着するもので、主観的にも客観的にも、少し雑に使われる種類のものだと思うんですよ。

そうなるとね、麻袋…
んー、色々考えないとなーって思って今に至る、という感じでした。

サコッシュというアイテムを増やすことで、これまでもPicture Bagをご愛用頂き、コレクションしてくださっているお客様には、プラスαで楽しんでいただけるはずです。
また、これまでのお客様の層とは違った方々にも興味を持っていただけるのではないか?と予想します。

あなたにとってファースト麻袋になる可能性

新しい出会いがある
それはブランドとしてはとてもいいことなんです。
だけどそこで私が麻袋の魅力をちゃんと伝えられないと、嫌いになるきっかけを与えてしまう可能性があるのも事実。
気軽に手に取って頂ける立ち位置の商品ということは、イコール、この両方の可能性を持っているということ。
麻袋に対する先入観をなくす、麻袋をファッションの一部として楽しむということを、より強化しなくてはいけないなと思ったんです。

いつも言っているあの言葉

マイナスをプラスに変換する思考

ですね。

なるべく麻袋のネガティブな面を意識しないで使えるように仕上げるミッションのような気がして来ました。

サコッシュを作ることが難しいということではないんですよね。

素材が布とは違うっていうところで、ただ作る、というだけで終わらせない、終わらせられない、それがプロとしてものづくりをするということだと思っています。

麻袋で色々作ったらかわいいじゃん!だけで次々作るなら、趣味の範囲でもいいわけで。

ネガティブな面についても
"麻袋ってそういうものだよね"
それはそれで間違いではないけど
私は素材のかっこよさにも着目しているし、それを伝えたいし、消したくない。
かと言って、使う事を想定せずに自分よがりになったり、布と変わらない扱いをして、そのことでネガティブ派を増やしてしまっては、本末転倒。
楽しくもなんともない。

それにね、いいね、って思ってくれる人が増えたら、きっとそれって、他のことにも思考が柔軟になるきっかけにもなり得るんじゃないかと信じてやまないのです。

何の話?というと

"他を受けいれる"
麻袋ってその象徴的な存在だなって
かなりの数の麻袋と向き合ってきたからこそ、なんかそういう気持ちが芽生えています。
人間みたい、っていうか。
一個劣るところがあるからって
相手を、物を、全否定する理由にはならないし、全部が全部みんな一緒の方が違和感、ということに気づくきっかけというか。
個性って特別なことではなく
むしろ
"当たり前"の事なんだよって
なんかそう思えてきて。
麻袋を受け入れる、知る、その事を繰り返してきたら、私自身も思考に変化を感じたので、そういう意味でもなんて奥深い素材なんだ!って、そのこともみんなとシェアしたいなーとか、そんな想いもあったりします。

ちょっと話しすぎました。
サコッシュに話しを戻しますね。

麻袋をかっこよく切り取れるサイズ感とサコッシュ自体のサイズ感のバランスは何より大事。

麻袋一枚から、バッグ一つ分しか切り取れないことも多いので、小さいバッグって、本当はもったいないんですよね…小さいから安くなるだろう、はこの素材に関しては、実は完全にYESではないんです。(価格決めって難しいところです。)

そしてサイズ感。
麻袋のいいとこを最大限に出せるのは、やっぱりCatch Bagのサイズではあるんです。正直なところ。
かと言って、そればかり作るのも、きっと違うんだろなーと、それはそれで納得をしています。

たかがサコッシュ
されどサコッシュ

面積が小さいものを仕上げる方が
実は麻袋は難しい。
麻袋という既にあるものを切り取るので、カッコよく見えるサイズ感を出すのが1番。

そして麻袋の素材感を残し、生かしながらも、チクチク、ケバケバをなるべく感じさせない形。

麻袋は使っていくうちに
柔らかくなりますから
ヘタリ、ではなく、味、に仕上げていく形。

ブランドとして導入となる作品になると思うので、ちょっと"いい子ぶる"仕上がり。

これらを総合的に考えて
この形に仕上がりました。

今回は黒帆布だけで20個製作。
Catch Bagのブラックシリーズとは
黒使いの意味合いは異なるので
ブラックシリーズ認定はしていません。

背面と内側にはポケットが付いてます。

サコッシュの口はファスナー開き。

内布はやっぱりホロホロらしく、カラフル!

悩みまくったCoffeeサコッシュ
大満足の仕上がりです!
麻袋を生かす
その絶対的テーマをクリアできたと自負しております。

是非、お手にとってみてください。


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