成長と資産運用、自己と事業への投資
久々に[10million for retirement]向けの記事を書こうと思います。
今日のお題は
「結局僕は、どんな投資をしているのか」
というお話です。
2022年基本指針
2022年は株式投資に関しては弱気に見ている節が年初の時点からありました。
2021年年末から投機性が見受けられる個別株の圧縮を行い、売りたい株がない状態で2022年を迎えました。
年初に僕が思い描いていた事が幾つかあり
たった2ヶ月で変わってしまった事
まだ始まったばかりの事
まだ初めてすらいない事
既に終わりが見えてきている事
があります。
これを振り返ってみる事は結構、個人的にも面白いのではないか、と思い振り返ってみます。
NISA活用
去年、僕は大手銀行の積み立てNISA口座をやめました。
理由は幾つかありまして
コロナの影響で銀行窓口へいく機会がなくなった事
手数料がもったいない事
積立NISAでは投資額が少なすぎる事
出来るだけ効率的に買い増し続けたい事
などが理由でした。
そこで大手銀行の積み立てNISA口座を廃止し、ネット証券でのNISA枠への移行を行いました。
移管手続きなどについて、手間が少なく分からない部分を多く残したまま移管したくなかったので、株高のタイミングで以前の所有分は売却して利益確定をして
0から2022年NISAでの積み立てを始めました。
今年は120万円全額NISA枠を使い切るつもりで
その原資は去年までの資産運用で生み出した余剰金を当てるつもりでした。
個別株を売却してNISAでETFを買う計画でした。
しかし、これは2022年開始早々に戦略変えをする事になりました。
まず僕が分かっていなかったのが、NISA枠で購入できる個別株の量が思ったより多かった事です。
そこでNISA枠での個別株購入を自身に対して解禁する事になりました。
加えて、思っていたよりも株式価格が落ちなかったのでETF購入のコストが高くつく事でした。
そこで更にETFから個別株に重心が移行しました。
更に国際情勢が乱れ、コモディティ、エネルギー、貴金属の需要が高まりつつサプライが拡充されない状況となり、これらの関連銘柄の購入を取り急ぐ事となりました。
結果、2月末の時点でNISA枠の殆どを使い果たしてしまいました。
NISA枠を上限まで活用するという方針は変わらず、寧ろ達成に近づいてはいるものの、そのプロセスは予定とは全く違うものになってしまいました。
新2022NISA活用
そこで僕は新プランを作成し、現在は、その指針に基づいてNISA枠の活用を進めています。
それは早急にNISA枠を使い切り、別の証券会社で投信の積み立てを始める事です。
これには上記の状況に加えて、僕が選択した証券会社の運営の変化も関係します。
投資を行っている人々にとっては最早常識となっていますが、昨年末からポイント付加制度などで改悪を繰り返している有名ネット証券が僕が選んだ証券会社でした。
だから何という訳でもないのですが、これを機に別の証券会社での取引にも力を入れたいと考え始めたキッカケになりました。
それでも、複数の証券会社で複数の戦略に基づいて投資展開していくと自分の軸を維持するのが困難になる可能性が出てくるので、現段階ではNISA枠を使い切る、という方針の尊守に着目し、そのプロセスは無視して、そのミッションを終えて、次の場の活用を進めていく、という手筈にしました。
現在のNISA枠を使い切るのに現在の世界情勢は悪い地盤ではないので、加速して資金を投入する頃合いとしては機能しますし、これでNISA分が完全放置体制に入って、別の場所での資金運用に集中できると踏んでいます。
結論として現在はNISA枠の早期使い切りというのが、現在の僕のNISA活用方針になります。
3000万円計画
今年、僕が見定めていた当企画の資産成長の達成目標額は3000万円で、来年が5000万円です。
ここで僕個人としての株式資産成長は一旦頭打ちにして、今度は周りの人々の資産形成のサポートに力を入れていこう、という計画でした。
家族も全員5000万円の資産を持つという方針を考えていました。
その為に自身がサポートに回る為に迅速かつ有限的な資産成長を遂げる事を目標にしました。
そして端的に今の見通しを述べれば、今年の資産目標達成は難色が見えています。
それは日本経済の脱コロナ状況の確立が先進各国に大きな遅れをとっているからです。
3000万円をどう確保するシナリオであったのかというと、株式、及び暗号資産の成長鈍化を見通していた年初時点では資金を事業投資に振り分ける事でアフターコロナフェーズでの事業躍進により、価格の下がった株式を買い求めていく戦略でした。
しかし、日本経済の低迷はかなり深刻で、事業地盤としてアフターコロナ、コロナ禍による圧迫のリバウンド的需要が経済活性として効果を出現させるタイミングが先延ばしになる懸念が強くなり、下手をすれば、それは2023年の後期まで先延ばしになり、かつ規模が小さくなる恐れが強くなってきました。
そこで僕は3000万円達成よりも1500万円防衛に戦略を切り替えました。
去年1000万円でスタートした本企画ですが、去年の株高により、急激に成長し、昨年末は1300万円台で年を越しました。
加えて、去年末から事業投資への振り分け比率を高めていたので、その利益分と回収分を当企画へ戻す事で1500万円の資産を準備する事が出来ます。
現在の運用方針は1500万円の資産評価額を守るように下落時も入金を繰り返し、別柱での資産成長に余力を振り分け、年末に合算して資産成長を観察しようという感じです。
見通しでは2000万円くらいなら到達出来るのではないか、と考えています。
元々は老後2000万円問題対策として本企画をスタートしたので、その時点で一時目標達成として、本企画を終わらせる為のまとめ作業に入っても良いかもしれません。
ふるさと納税活用
これはただ、やってみたい、というだけの方針でした。
まだ、やっていないので、近々調べてやってみたいと思っています。
油断していると今年も手をつけないまま年を越す事になりかねないので、気を引き締めて考えていきます。
自己投資
今年は事業投資を張り切ってやっていこう、という事で、その一環として自己投資も行っていくという見通しを持っていました。
早速年初から研修費の予算を作り、そこに20万円ほど突っ込んでみたのですが、すぐに物理的な壁にぶつかりました。
自己投資というのは自分の中への設備投資とも言えるものですが、これは実際は能力開発のようなもので、学習コストは金銭よりも労力コストと時間コストの上限が高い事を実感しました。
直ぐに自己投資への資金流動にブレーキがかかり、タイムマネジメントやビジョンコントロールの視点での再検討に入る羽目になりました。
現在は簿記、ゲーム理論、英語、身体能力向上への自己投資を継続し、その派生として確率統計、集合解析、国際情勢へのアプローチ、健康投資なども行っておりますが、基本的には金額的追加投資の見通しはありません。
それに代替するようにロボティクス、オートメーション、ソフトウェアへの事業投資、及び、開発情報やリテラシー取得、開発応援を目的とした社外事業への同カテゴリーに対する出資に切り替えております。
暗号資産戦略
去年まで暗号資産運用のトップランナーは文句なしでBitcoinでした。
昨年の最高値域(700万円を超えた頃)にBitcoinから複数のアルトコインへ資産移動を展開し、最終的にはサービス開発目的でETHへの重心移動を実施していく方針を2022年の戦略として定めました。
結果、今の所、ETHも続落中。
Bitcoinで持ち続けていても勿論焼き払われていたので、選択そのものが悪かった訳ではないですが、暗号資産運用の本年の成績は芳しくなく昨年成績と比較すれば20%前後減の成績に留まっています。
結果、去年暗号資産への世界的な資金流動と値上がりによって投機市場に流れた保全対象資金は以前のように金に流れていくフローを取り戻していくと考えられるので、既に仕込んである金鉱株が、その損失を補完する形になると期待しています。
岸田リスク
今、世界はロシアの軍事侵攻を理由にロシアから資金を引き上げていきます。
そして、日本からも資金が引き上げられていきます。
ロシアは戦争によって。
日本はキシダメノミクスによって。
日本市場は投資妙味が弱くなり、また輸出競争力が弱く、エネルギーコストが増大する現在においてはエネルギー価格が元々高い日本の生産性再低下によって、爆速的円安が進行しています。
FRBの政策によって、ある程度のドル高が発生する事は見込んでいたものの、極端な円安進行が相まることを織り込んでいなかったので、下落した米国株の買い足しにも高いコストが必要となってしまっています。
気休め程度の対策として為替手数料節約として米国市場上場ETFから同指標対応の投信への切り替えを行って積み立てを続けておりますが、これは完全に焼石に水です。
最早、日本の国際競争力の低下は経済制裁と比較する次元に至ったと考えております。
しかし経済制裁は本来、欲しいものを買わない、欲しがられるものを売らない攻撃行動なのに対して
日本の現在の政策は諸外国にとって、要らないものになりつつあります。
僕は完全に日本株の購入を投信、ETFを含めて停止しました。
僕が、この措置を講じているのは中国、ロシア、日本です。
この国は買わない、という判断に侵略国家と自国という判断になってしまっているのは複雑な思いですが、資本主義社会ではハイリスクなものと欲しがられないものは価格が下落してしまうので仕方がないと考えています。
事業投資
僕はあと二年で以前より強化したFIRE体制を整える予定です。
去年、短期的なFIRE状態を体験し、労働収入が打ち止められ、投資収益のみで資産減少を伴わない生活基盤上での生活を執行しました。
かなり市場状況に裏付けられていたのとデルタ株の感染拡大防止措置、日本の経済市場環境に対する対応策を兼ねた選択でした。
ここで僕にとってのFIREの定義は大きく変わりました。
資産減少を伴わない金融所得のみでの生活の確立状況を経済的自立だとし、それを資産形成目標に設定していく事は、あまり本質的な目標設定だとは言えない事がわかりました。
資産1000万円である程度、山が当たれば短期的FIREは実現出来てしまうのであれば、それは目標としては脆弱であると考えました。
それと全くQOLの向上を感じなかったのも大きな定義変更を必要とした理由です。
僕に必要なのは働き方の柔軟性であって、働かない権利の獲得ではない事が明らかになりました。
よって、僕の新しい目標はFIのみであり、それは自己実現、自己選択の幅を半永久的に拡大し続ける為の経済的基盤の獲得という感じになりました。
柔軟性は選択範囲の拡大を確保する事と、生産性の向上とコストの低減との関連性が高い事柄になるので、事業投資の対象はそれらに関連する事柄に集中する事になります。
現状では自動化、クラウド情報共有、ロボティクス、能力開発、人流ネットワークの形成が主な出資対象です。
加えて、本企画の取り扱いトピックではないのですが、事業売上一億という目標を持続追求出来る体制の確保も事業投資の目的の一つになっています。
終わりに
2022年が始まって2ヶ月が過ぎようとしています。
色々と考えていなかった事も起こり、予定を大きく変更する事もありました。
速度感の変化や規模感の変化を含めれば、目まぐるしく毎日何かが変化していたと言えるかもしれません。
去年のような投資家にとっては適温の世界から
激動する世界への転換は
投資家にとって本質的な成長性を高める年になると思っています。
僕は投資✖️事業を展開し
事業家であり、投資家であり
それ以前に1人間である事を
出来るだけ有意義に使って
このフェーズを乗り越えて成長したいと望んでいます。
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