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行動理論を学ぶ

大学のスクーリングに参加しました。

今日の授業は「感情とストレスの心理学」というもの。
シラバスをよく読まないで申し込みしてしまったのですが、今のわたしにはタイミングのよい内容かも。

ちょうど有の瞑想と関連がある認知行動療法の分野で、一日目は行動療法について詳しく学んでいます。
認知行動療法は、もともと行動療法があって、それだけでは補えない認知の部分を後から併せ持つかたちにしたもの。
まずは行動療法をよく知っていることが、その先の学びにつながります。

今日は、行動理論の概念、考え方について書いてみようかなと思います。

行動理論は行動主義という考え方に起源を持ちます。
行動主義を提唱したのはワトソンで、彼の主張はこういうことです。

「科学にとって必要なことは公共データの客観的観察でなければならない。すなわち、観察されたものについて観察者間での一致がなければならない」

簡単に言うと、AさんとBさんが同じものを観察した結果、同じでなければ科学の対象にならないよ。ということ。

心理学は心を扱う学問だけど、心は直接観察できないので公共性が満たされない。
だから、心理学でありながら、心を研究するべきではない。と考えました。
大胆!

心とは、行動から導き出された概念で、行動を説明したり予測したりすることに利用される構成概念だというもの。

構成概念って難しいですね。
行動から導き出された概念のことで、構成概念を観察することは出来ないけど、様々な行動を説明したり、予測したりすることに利用されます。

例えば、募金に協力するひとは優しい人と考えます。
優しい→構成概念。
優しい人は子供の世話もよくするだろう。
という使い方。
心は見えないから構成概念。
「心」という構成概念が、行動に現れるという考えかたです。

行動主義が重視するのは次の3つです。
t観察できるものは行動とみなす。

②環境  
行動の原因は環境。周囲の人々との相互作用。

③学習 
ほとんどの行動は後天的に学習できる。生まれたときはまっさらで、その後の環境により、学習したものが個性。

だから、不適切な行動は学習によるものでそれ以外のレパートリーが足りないため。
問題行動は本人のみに原因があるとは考えず、本人を取り巻く環境にも問題があると考えます。

また、性格を変えるというのはとてもむつかしいので、まずは行動を変えることで周囲の反応が変わる、その結果問題行動を起こす本人の性格も変わることを目標にした方がたやすいと考えます。

適切な行動を知らないなら、それを学習することで本人の行動は変わるよね~という、あたたかい視点を持っています。

しかしながら「行動」のみを扱い、当人の内面を扱わないことでの問題もあるから、行動療法だけだと問題が解決しないことになり、のちのち認知面を考えることになってきます。

今日はここまで。
自分で考えたことを書くわけでもない、まとめ記事なのに、すごく時間がかかって疲れた…

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