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「なぜ息子が学校に行けないのか」についての、夫の見解を聞いてみた。
この記事を書いた日の夜、夫から買い出しに誘われた。
冷蔵庫の中身がさみしくて、日中買い出しに行かなきゃなと思っていたのだけれど、車がなかった。
あぁ、2人での買い出しは憂鬱だ。
というのも、子ども抜きで深刻な話をしたい時のお決まりのパターンだから。
あー、喧嘩みたいになるかなぁ。
重い空気は、本当に嫌だな...。
深呼吸して、車に乗る。
重めの空気を変えたくて、なんてことない話をする。
(私がよくやるパターンです...)
私が相談しなかったことで、息子の状況が全くわからなかったこと。
なにが原因なんだろうと考えてみたこと。
勉強は大丈夫なのか、ということ。
休み癖がつかないか、逃げ癖がつかないか、ということ。
体を動かす機会が減って、体力も落ちているのでは?と心配していること。
私と同じで、気になることはたくさんあるようだ。(そりゃそうだよね...)
夫なりの推測はこうだった。
息子が本格的に学校に行きたくなくなったのは、5年生に入ってから。
1学期は、1ヶ月に2回ほど休んでいた。
(息子に対して「なんだよ、弱っちーな」が口癖の夫には、この時点では詳しく話していなかった。)
4年生の頃の担任の先生は大嫌いだったから、その頃の休む理由はとてもはっきりしていた。
5年生に入ってからの担任の先生は、四女の元担任をしてくれた20代の先生。
明るくて、ハキハキしていて、一生懸命。
元気ハツラツ!というイメージ。
息子はクラスの友達ともよく遊んでいたし、家でもいろんな子の名前を聞いた。
だからこそ、夫は腑に落ちないようだった。
「嫌な先生から今の先生に変わって、それでも(息子が)行きたくない理由ってなんだろうな...って、考えていたんだよね。」
「お前は学校に行きたくない理由、なんだと思う?」と、夫が私に聞いた。
(私のこと、お前っていうのよね...)
「んー、担任の先生が言っていたみたいに、学校で頑張りすぎるちゃうからかな?あ、あとはじいじの病気(末期がん)がわかったから、それも心のダメージになったのかな?」
「うーん、それは関係ないんじゃない?」と夫。
(じゃあ何なんだよ...?)わたしの心の声。
「責めるつもりで言うわけではないよ。」と静かな前置きがあり...
「(息子が)5年生に上がった頃、(私が)ひとりで料理代行の仕事をはじめて忙しくなったよね。あの頃、毎日のように疲れたー疲れたーって言ってたよ。子どもたちにもイライラしてて、あれして!これして!と言っていたし。」
(え、それなのか!?うーん、でもそれもひとつの原因かも...本当に必死だったから。)
「そのあたりから(息子が)『ママ、おれが手伝うよ!』って、家でも空気を察して頑張りはじめたんじゃない?そんな気がするけどな。」と、夫。
「あぁ、思い返してみれば、そうかもしれない。わたしもちょっと工夫してみる。」と、言えた。
いつもなら「はぁ!?(怒)私のせい?」と反発心がバーーーン!!と出るところだけれど、夫が客観的視点で、落ち着いて静かに話してくれたことが大きい。
(お前のせいだよ。的なムードが皆無だった)
その後も、息子たちだけではなく、5人の子どもたちや日々のことについて、少しお互いの意見をシェアした。私からも、夫の対応で気になっていることを伝えた。
わたしが脳内で勝手に想像していた、喧嘩や気まずいムードにはならなくて、それだけでホッとした。
まだ答えは出ないけれど、話せただけで◎にしよう。
さぁ、これからどうするか?については、まだ答えは出ない。これについては、たぶん夫婦でも捉え方や意見が分かれている。
なにより、『息子がどうしたいか』を置いてきぼりにしたままでは、進むことはできない。
ひとまず、息子の現状がこうだよということを夫に話せただけで、◎だと思った。
その翌日、息子は兼ねてから行きたいと公言していた自然教室に行った。
(とはいいつつ、休むかなと思っていたので、ちょっとびっくり)
素直に、嬉しかった。
促したわけじゃなく、自分で行くと決めたから。
自分で決めたことはやるんだな。本当は何の心配はいらないのだろうな。と、思えた瞬間でもあった。
これがきっかけで、学校に行くようになるのかな?なんて、淡い期待も湧いたりして。
でもひとまず、無事に自然教室を楽しめますように。とにかく、それだけを願って。
4姉妹の姉たちは(私目線では)とくにトラブルもなく自然教室に参加していたので、いい経験になるかな、くらいにしか思っていなかった。
今、5人目の子育てにしていろんなことを感じさせてもらっています。
元気に学校に通えること。
これは、当たり前じゃないんだ。
上の子たちもみんな、それぞれに精一杯頑張って日々を過ごしていたんだな、と。
「よく頑張ってきたよね。全然褒めなくって、ごめん。無理やり頑張らせてたよね。」と、ねぎらいと ごめんねの言葉を伝えたくなりました。
そしていつだって、子どもたちも、夫も、私も、みんな頑張ってるんだよな。そんな気持ちが自然に湧いてきました。
いろんな感情が、わたしの中を目まぐるしく駆けぬけて、揺さぶられている日々です。
子育てのことだけではなく、仕事のこと、感情の処理の仕方など、また綴っていきます。
またお読みいただけたら、嬉しいです。
いつもみなさんのメッセージやスキに救われています。
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