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#3.03|凸凹兄弟のGW明け

冬の間熊のように冬眠している旦那も、この時期になると別人のように目覚める。周辺の田んぼで草刈りが始まり、代かきの依頼電話が鳴るようになるともうシーズン突入だ。

我が家では毎年30〜40件の田植えと稲刈りを代行している。それぞれ1日3件を1ヶ月以上続けるハードなシーズンだ。旦那の代になってからは我が家の米作りは全て農薬・化学肥料不使用に移行し、その間の除草もそれは膨大な労力がかかる。

自家用と一部依頼分の苗作りも苗箱300枚を超える。毎年こればかりは家族総出で手伝うが、今年はその後も長男が残り、苗床作りを手伝った。

苗箱を重ねてあったので、モヤシか白アスパラかと見まごう白い苗

通信とはいえ大学生活を送ることになった長男は、それだけに自室の環境を整えなければならず、このGWは一緒にアレやこれや調達することに。結局私とほぼ同じ業種の勉強になるので、わからないからと素直に聞いてくる。
都会にはない広いホームセンターや家具屋、中古屋を周り、PC周辺機器などを揃えて行く。

おっちょこちょいだが頭の回転は早いので、くるくるくるくるよく動く。おっとり型の弟は体育会系現役高校生だが、彼の1.5倍は食べる。車の運転も好きで雨の日の弟の送迎や、朝食の準備までしてくれる。

(弟はこの春から在籍していたけれども幽霊部員だったボクシング部に復帰した。授業の宿題&課題が積もるまでの間かもしれないが)

ついつい手を出し過ぎてしまうので、いつも「自分でやらせろ」と旦那に怒られてしまうのだけれど、この春は大学の履修届を本人が出すようになって、(通信だけにリモートやリアルタイム・学校に出向く授業など物凄く複雑なシステム)「ああ、もう手を離れたなぁ」と自分でもびっくりするほど寂しかった。

爪を立てて育苗シートに穴を開けてしまうのでハウスに入れて貰えないうちのネコ

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結局私が仕事で使っているデスクによく似た中古のワークデスクを買い、銀行口座のアプリ(振り込み手数料が安い!)やPC&クラウドソフトを設定、自分で食べる米の精米(30Kg!)もして、ワゴン車を満載にして自分で高速道路を運転して東京へ帰って行った。超繁忙期の旦那は仕事の後出発、夜搬入をして翌朝戻る強行軍だったが、2人で飲み歩きをして来たらしく、唯一のGW。

長男がいるととにかくテンションが高いので周りもぐったり疲れる感が残るけれど、PCのパーティションまで切って自動バックアップの設定も出来たし、ようやく安心して送り出せたのであった。

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