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勝手につぶやき&日記<光る君へ(第8回)&お別れホスピタル(最終回)>

今日の放送内容に触れているので、録画を見ていない方はご承知おきください。

「光る君へ(第8回)」

★赤染衛門「人妻であろうとも心の中は己だけのもの」
私は「愛」とか「心」を「捧げる」という表現や意識が好きじゃないので、非常に共感。
自分というものがしっかりと存在してこそ他者のために動くことができると思う。
左大臣が妻に「衛門と二人で話したの?」と詰問(というほどではないが)されるシーンがあるが、衛門と廊下で会ったら話題がなくても二人で話したいよね。
こういうとき、私はなぜか妻目線ではなく夫目線になってしまう。

★「弟」と偽って邸に招き入れた直秀とキャッチボールする道長。
こういう兄弟が欲しかったのかな。
二人の兄も、国母(予定)となった姉も、怖いもんね。

★直秀「都は山に囲まれた鳥籠」
「一緒に行くか」と問う男の半分は本気。
「行っちゃおうかな」と答える女の半分も本気。

★陣定を開かず帝(と、その側近)で決めちゃうのって、国会を開かず閣議決定しちゃうのと似た感じ。

★オカルトとかスピリチュアルとか信じてないけど、弘徽殿女御がイタコに降りてくるシーンは好き。 
結果的に道隆が呪詛を依頼したことを自白したし、これは安倍晴明の策略だと思うのは疑い過ぎ?
拮抗する2つの勢力があると、どちらについたら得かを計算しなきゃならないし、対立を明確にし強いほうにつけばラク。
花山天皇も、あらためて右大臣家憎しになったし、晴明の思い通りか。

★道兼が為時に折檻の傷跡を見せて同情を引き、花山天皇に近づけというのは、病床で目を開けた兼家の指示だと思う。
道兼にも親しい者を一人も得られない淋しさがあっただろうし、こういう策略半分、本気半分という揺れる心の描写が好き。

★愛する母を殺した男の前で、母の形見の琵琶を弾くまひろ。
自分で自分に引導を渡すためのように見える。
「母御はいかがなされた」からの緊張感にしびれる。

★琵琶の弦が絹糸だと初めて知った。
考えてみれば、ほかの素材は思いつかないのだけれど。

「お別れホスピタル(最終回)」

★どう死ぬかを考えることは、どう生きるかを考えること。家族をどう死なせるかもそうなのだと思う。
でも。
死は誰にも平等に訪れるというけれど、死に方には格差を感じずにはいられない。
だから私は、有名な芸能人や政治家が「在宅で介護しました。看取りました」という話が好きじゃない。
お金の有無で左右される介護や看護、それをする側の懐具合を心配しなくていい人(自分でできないときはお金で人に頼める人)の自慢話には反発を感じる。

★自殺した本庄さんに「焦っていくことなかったんですよ」って、本当にそう。
抱いた疑問のすべてに答えを出さなくていい。
出せないまま人生を終わってもいいと思うし、実際そうなんだろう。

★「生ききる」という言葉が印象的。
どう生きれば「生ききる」ことになるのだろう?
答えが得られないとわかっていても、登場人物たちが考え、思い悩まずにいられないところが人間らしくて好き。

★4回という短い話数に、思いが凝縮されていた。
なのに、しつこさやくどさを感じないのは、深刻なシーンでさえどこか透明感がある映像と、短くても心を射抜くセリフを綴った脚本力と、役者さんたちの演技力だと思う。
セリフを発しないシーンから伝わってくる感情を、これほど感じるドラマは少ない。
10回持たなくて、似たようなエピソードで伝えたいことを薄めてしまうようなドラマは、ここまで凝縮、短縮していい。
民放なら、マツケン演じる医師と岸井ゆきのの看護師との恋愛っぽい雰囲気を無理やり挿入したかもしれないが、それがなかったのが良かった。
どこかに恋愛要素をねじこもうとすると、ドラマは安っぽくなる。

ウクライナとロシアとの戦争から2年。
毎日たくさんの命が失われている。
死ぬって怖い。

一昨日の夜はずっと眠れなくて、昨日の朝6時になってようやくうとうとした。
いつもと同じ時間に同じ量の入眠剤を飲んだのにどうしてだろうか。

ゾンビに襲われるというとてつもない悪夢を見た。
知らない街中を走りに走り、高層ビルの窓から飛び降り、動く電車からも飛び降りて逃げるというシーンの連続で、「こんなの、悪夢に違いない」と気づいて無理やり目を開けたら、動悸が半端なかった。
心筋梗塞の予兆?とか心配してしまった。

昨日の夜は、早めにベッドに入った。
テレビかタブレットのオフタイマーをセットして、映画やドラマやドキュメンタリーを見ていたはずなのに見終わらないうちに寝てしまうのが好きだ。
あとで途中まで見た映像を見直して「ああ、このあたりで寝たんだ」と確認できるとホッとする。

今日は5か月ぶりに美容院に行き、髪を切った。
10cmくらいカットして、ロングがセミロングになった。
ショートにするお楽しみは、もうすこしあとに取っておく。

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風待ち
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