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過去に書いた詩。…また、最近書いたものです
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投げかける

投げかける

「投げかける」

私はあなたに投げかける
それはわたしの思いであり、
提案であり、
刺激であり。

何か気を引くものはないかと

下心はそんなとこだが
純粋なあなたへの興味なんだよ

一緒に何かに共鳴したい
一緒に笑いに興じたい
一緒に何かを分けあいたい

友達作りは簡単ではない

心開いて、
自分を晒す
そして現れるあなたの
表情ひとつひとつに
あなたを知ってゆく
知らないあなたを引きだしたい

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ひとりぼっちだけど
寂しくない
皆が見ていてくれるから。
脅かされ、間違っても いい
恥なんて 何度かいても勉強になる
そうして前に進んむんだ
汗ながしながら
くたびれた足 引きずりながら
辛い 辛い その先に
初めて安寧がある

本当に望むことは叶えられない
どんなに努力しても報われない
そんな未来であったとしても。

日々細やかに感じる幸せは本物である
今の幸せを無視して どうして生きてゆけるだろう
皆、冷たい雪を背に 暖を胸に抱いている

生きることは辛いこと
生きることは 涙と嬉しさを糧とすること

【詩】しらなくていい

【詩】しらなくていい

何か大切なものが無くなってゆく
追いつけず
砂に沈む 「何か」

知っているのに目に見えない

膝を付き涙が止め処なく
頬を伝い落ちてゆく・・・
「悲しすぎる」

そして夢から覚めた自分の
頬に涙

悲しくて悲しくて
あれほど大事なものとは何だったのだろう?

夢の自分は知っていた
現実の自分は 
知っているのにわからない

まるで心理の謎解きゲーム

目じりの涙を指で拭く
不思議に安堵しているこ

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【詩】高みに昇ってゆけ

【詩】高みに昇ってゆけ

美しいきみ
気高いこころ
傷ついた過去を捨てて
どんどん進む

枷は要らない
合わぬものは迎合しない
触れて 味わい 戯れて
添えるか と 思うと

違う

束の間傷ついても
痕を引かない
涙はすぐ乾く

美しいきみ
気高いこころ
傷ついた過去を捨てて
どんどん進む

束縛されぬきみが好きだよ
そのままがいい

輝く空が好きで
煌めく宇宙が好きで
どこまでも高みを飛び続ける

振り返らずにいってほ

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雨。

雨。

久しぶりに雨らしい雨だ。花を散らしてしまうかもしれないけど。

雨の日は嫌いじゃない

音がくぐもって、車の通る水音が程よいbgmになり 眠気を誘う

部屋が薄暗くなって 直線に落ちる水滴が外界を遮断する

術をかけられたように孤立する部屋

時刻を化かされ

それは ちょっとした異世界

雨に騙され

雨に癒される午後

昔、結婚したばかりの時に、社宅に住んでたんですね。
そこで会った一人の奥さ

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【詩】時差で来る答えもあるもんさ

【詩】時差で来る答えもあるもんさ

なにげに通り過ぎてゆく
様々な人が放つ言葉を聴き
歩いてく

そのとき意味の解らなかった言葉も
今なら理解できるものもある

そのときはただただ残酷に
自分を傷つけるものとして受け止めても
時の中を歩き 経験し
実際に味わった想いが私に告げる
そうじゃなかったんだということ

人は いつも大いなる流転の中で
失敗して傷ついても 何かを悟りながら歩く
ギモンに思っても 答えを性急に求めるのはよそう

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【詩】春の雪

【詩】春の雪

振り返った頬 蒼い夜風に髪がなびく
さよならをあえて告げなくとも
わかっているよ わかっていたよ

二人がもう 終わりなこと

空はこんなに明るいのに
月はあんなに明るいのに
ぼんやりと翳らせる雲 薄く広がる

きみがあんまり綺麗だから
その横顔に騙される 否 騙されたい

一陣の風吹きつけたとき  
ひやり
頬打つ氷粒
夢から覚めよと? それは雪
四月間近の春の宵

花と見紛う 春の雪

昔、2

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