ワタシは"High-Sutekina-Person"HSPです。
ワタシは20数年経ってジブンが"High-Sensitive-Person"HSPということを知った。
ジブンの言動でずっと気になっていたことがある。
先生とか少し緊張する人と話しているとき、少し褒められたりした瞬間になぜかジーンとなって涙が溢れてしまうこと。
友達と会っているのに無意識に気を遣いすぎて帰りはどっと疲れてしまうこと。
機嫌が悪そうな人がいると全部ジブンのせいだと思ってしまうこと。
相手は普通に発しているつもりでも相手の発するコトバや声のトーンが怒っているように聞こえたり、心にグサグサと刺さるように感じてしまうこと。
ずっと、ジブンは気が弱くて、疲れやすくて、楽しいはずのことも楽しめないオカシナ人間だと思っていた。
家に帰ればすっかり疲れ果てることが多くて、家族ともまともに会話出来ていなかった時もあった。
ジブンはこの家族を不幸にする存在だ、と思ってしまう時もあった。
だからずっとジブンを好きになれなかった。
外を歩くことさえ怯えていた。
みんなワタシを見ないで、とそう思っていた。
だからイキイキと堂々と生きている人たちが羨ましかった。眩しかった。
ワタシは、”繊細さん”という本に出会ってから初めてHSPを知った。
この本に出会ってから本当に世界が変わった。窮屈でしぼんでいたワタシの世界がのびのびし始めた。
以前みたいに落ち込みを引きずらないで済んでいるのもこの本を読んでHSPとHSPのジブンについて理解出来るようになったからだ。
理解できると冷静に改善出来そうなことも見えてきて、
なんでもジブンのせいだとジブンを責めてジブンを落ち込ませてしまう前に思い留まって冷静に考えてみたり、
外へ出て行ってしまいやすい矢印たちを内側に戻すコントロールをして少しは鈍感になってみたり、
そういう改善策に取り組んでみると本当に気が楽になった。
一時期は、人は変われるからHSPに抗って完全に鈍感になろうとしたこともあったけれど、それは違かったみたい。
だからもちろん、いまだにこの生まれながらの素質はどうあがいても言うことを聞かないで暴走しそうになるときもある。
でもたとえ暴走したとしても、真剣に精一杯やったなら仕方ない!とジブンの頑張りを認めれば良いし、
とにかく、やってみたいとジブンが思ったことは自信がなくても怖くても何らかの形でトライし続けたいと思っている。表現し続けたいと思っている。
暴走して死ぬほど恥ずかしくても、死ぬほど傷ついても、人に迷惑をかけたとしても、死ななければそれでいいや。なんて。
そういう適度な楽観さもやっぱり大事だと思う。
そうやってのびのびしている方が心にも体にも絶対良いと思うし。
そうやってHSPと上手く付き合って、この感じ取りやすさを良い方面へたくさん生かして行こう。
そして今までジブンを愛せなかった分、これからはたくさんたくさんHSPのジブンを肯定したい、愛してあげたい、たくさん楽しませてあげたい。
✏️✏️✏️
HSPは”弱い人”じゃない。”愛すべき人”なんだ。
だからワタシはHSPを”High-Sutekina-Person”と呼ぶことにする。