グラレコ最初の一歩の始め方〜初心者向け・デザイン素人でも大丈夫〜
グラフィック・レコーディング(以下、グラレコ)をしていると、「デザインのお仕事をしているのですか?」「美大に通っていたのですか?」とよく尋ねられます。
答えはNO。デザインとは無縁の文学部卒。日々デザイナーさんとお仕事はしていますが、基本的にはマーケティング畑の人間で、デザインのプロではありません。
デザインのプロではありませんが、イベント・学習講座のグラレコや、グラレコの描くスキルとコーチングの聴く技術を掛け合わせたグラフィックインタビューの実施など、お仕事としてご依頼をいただくことができています。
このnoteでは、デザイン素人だった私がどのようにグラレコを学び始めたのかをまとめています。グラレコに興味がある方が最初の一歩を踏み出すお手伝いができると嬉しいです!
2021.8.8追記:グラレコを学び始めて3年後の話も書きました。学んだ先の未来が気になる方はこちらも合わせてどうぞ。
グラレコは誰でも習得できるスキル
グラレコは、デザイナーでなくても、美大卒でなくても、誰もが習得できるスキル。でも、イラストつきで綺麗にまとめられた一枚図を見ると、ハードル高く感じてしまう気持ちもわかります。
最近はグラレコのワークショップが至る所で開催されているので、まずは気軽に足を運んでみることで、グラレコのハードルがぐんと下がるはず。
…とはいえ、人見知りの私はコミュニティに飛び込む勇気もなく…笑。基本的には自宅でできる自学自習スタイルでグラレコを学んだので、その方法を紹介します。
ワークショップ参加よりもっと手軽に始められる、最初の一歩のヒントになるかもしれません。
・本を読んでインプット
・オンライン講座でインプット&アウトプット
・とにかく描いてアウトプット量を増やす
本を読んでインプット
まずは、図解・グラフィック化・デザインの本など気になるものをとにかくインプットしました。
このなかでも一番繰り返し読んでいるのは、清水淳子さんの「グラフィックレコーディングの教科書」。尊敬する大好きな先輩がプレゼントしてくれた本ということもあり、とっても大事に読んでいます。
グラレコやりたい人は絶対に読んでおいたほうがいい一冊!
★オススメポイント★
「やってみよう!」コーナーがあり、実際に手を動かしてグラレコのポイントを掴めます。ただ描き留めるだけのグラレコではなく、課題解決するためのグラレコ手法についても詳しくまとめられていて勉強に。清水さんのグラレコ実例もたくさん載っているので眺めるだけで楽しい!
また、会社でグラレコ勉強会を開催したときは、タムラカイさんのこの本を熟読しました。
★オススメポイント★
絵がニガテな人でも必ず描けるようになる具体的なワーク例が満載。今すぐノートまとめに使えそうなテクニックばかりで、これを読んでおくだけで毎日気軽にアウトプットの練習ができそう。
(以下、2021年7月11日追記)
グラフィックレコーディングに関する本は続々と紹介されています。グラレコ始めたばかりの自分に読ませたかった!という本も併せてご紹介します。
オンライン講座でインプット&アウトプット
私がグラレコ学びたての時に受講したのは、わなみんさんの「グラフィックレコーディング入門」です。
途中で手を動かすワークタイムがあるので、インプットだけに終わらずアウトプットがしっかりできてオススメです!
私が初めて出会ったグラフィックレコーダー、本園大介さんの「グラフィックレコーディングの教科書」もぜひ。
私は対面のワークショップに参加したことがありますが、どんなに絵がニガテな人でもグラレコできるようになる工夫が満載です。
とにかく描いてアウトプット量を増やす
「描きたい!」と思った時、私が一番苦労したのは「題材探し」でした。
ちょうどいい時間尺&興味がある題材のストックを持っておくと、題材探しに時間を使うことなく、描く練習に集中できます。
私もお気に入りをみつけるまで時間がかかったのですが、オススメは「Voicy」と「schoo」!
短時間で練習したいときはサクッと「Voicy」で、1時間くらい集中できるときはガッツリ「Schoo」で、と時間によって使い分けていました。
他にも、グラレコとはちょっと違いますが、本の内容をまとめたこともありました。リアルタイムで聴いて描く練習にはならないけど、情報をビジュアル化する訓練になります。
反射で描く練習ばかりしていたときは、毎回同じ表現ばかりしてしまって引き出しが増えない…という課題がありました。ときどき本などでじっくり時間をかけて描くのは、表現の幅を広げる意味で役立つ気がします。
こんな感じでインプット&アウトプットを積み重ね、まだまだ勉強中ではありますが、人前でグラレコできるまでに成長しました。デザイナーじゃなくても、美大卒じゃなくても、大丈夫。
思考を見える化し整理する1対1グラレコ
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