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【第4話】"良い夫""悪い夫"どちらもその人の大切な一部
「アスカさん、
あなたは体調が良い時の
旦那さんしか
認めていませんよね?
体調の悪い旦那さんも
旦那さんの一部なのですよ?
体調の良い旦那さん、
体調の悪い旦那さん
両方ともアナタの
旦那さんなのだから、
まずはどちらの旦那さんも
認めてあげましょう。」
自分が変わろう!と決意し、
本やネットの情報をあれこれ必死に読み漁る中
たまたま開催された
とあるカウンセラーさんの
YouTubeスーパーチャットライブ配信。
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「プロの意見がこの場でスグに聞けるかも!!」
そう思い、
思い切って悩み相談を投稿したところ
返ってきたのがこちらの回答。
体調の良い旦那さん、
体調の悪い旦那さん
どちらの旦那さんも
認めてあげましょう。
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「え?
体調の悪い旦那も認めましょう?」
被害者意識でいっぱいだった当時の私には
レベルが高すぎて、
最初何を言われているのか
さっぱり理解できませんでした。(爆)
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「え?明らかに旦那も悪いよね?」
「眠れなくなったくらいで
泣きわめく34歳を?
どうやって認めろと?」
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恥ずかしながら
当時はこういう感想(疑問)しか
抱きませんでした。
「私の母親のことを
ババア○ね呼ばわりする人間のことを
認めろって言われてもねえ…」モヤモヤ
「体調の悪い旦那さんも認めましょう」
この意味をしばらく考え続けましたが、
やはり理解は難しかった。。。
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でも、今なら少しだけですが
分かるかもしれません。
要は、
私は夫依存症だったのです。
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だから私は
自分にとって
"都合の良い夫"しか
認めることが
出来なかったのです。
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もし仮に、
自分にとって
"都合の悪い"夫も
認めることが出来ていたら、
「こういう一面もあるのだな」
と受け入れて、
そしてさっさと別れて
新たな幸せを掴むことだって
出来たはずなのです。
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注※ 受け入れること=
必ずしも一緒に居続けること
ではないと考えています。
ところが
究極の依存症だった当時の私には
そんな視点など当然
持ち合わせていなかったので、
私にとって
"都合の良い"夫でいなさい!
と、
夫を自分好みに
変えることばかりを
考えていました。
「眠れない?うるさいなー。
今のアナタ(夫)は、
私にとって都合が悪すぎるわ。」
「私のために
私の都合に合わせて、
(よく眠る)
"良い夫"でいなさいよ。」
「私のために頑張って
変わりなさい(眠りなさい)よ!!」
という風に。
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「私好みに変わってちょうだい!」
「私は間違っていないのだから
変わる必要なんてないわ。」
「変わる必要があるのは
アンタの方よ。」
とまあ、こんな調子で
自分は決して変化しない。
けれど
相手には変化を当たり前のように求める
とんだ毒嫁でした。
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"自分にとって良い夫"(=良い夫)
"自分にとって悪い夫"(=悪い夫)
どちらもその人が持つ
大切な一面なのに、
私は前者しか
認めていませんでした。
(しかも良い・悪いを
決め付けているのも
私自身という…)
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"良い夫"
"悪い夫"
日頃から両方認めてさえいれば
このような状況へ陥らず
心地よい関係を築くことが
出来ていたかもしれません。
ところが
"良い夫"しか
認めていなかった私は
ひたすら
"良い夫"で居ることを
相手に求めまくっていたのです。
そうです。
"悪い夫"は決して認めず
否定していたのです。
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そのため私は何度も夫を
無理矢理変えようとしました。
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自分好みの
"良い夫"に
なりますように、と。
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