「文学フリマ東京」 開催によせて
本日この佳き日に、東京流通センターにて「文学フリマ東京35」が開催されるにあたり、どなたに依頼されたわけでもありませんがお祝いの言葉を述べさせていただきます。
文学フリマというと、いわゆる「コミケ」の文学版という認識でOK…ですね?
最近までこのイベントのことをまったく知らなかったのですが、私の推しnoterさん達がざわめいておられるのを見て知りました。
小説や詩歌、評論などの創作活動をされている人々が一同に集まり、自らその作品を手売りする展示即売会とのことです。
なんと会場にはnote編集者の方が詰めておられ、持ち込み企画書の添削をされるとか。
編集者から対面でアドバイスをいただけるとは素晴らしい。多くのnoterさんにとって良い機会となりますように。
私の推し作家の一穂ミチさんも、同人誌時代に編集者からスカウトされたことがプロデビューのきっかけだそうです。私の知ってるnoterさんがもしそんなことになったら、どんなに素敵でしょうか。
とは言えこのイベントの利点はそれだけではなく、「他の創作者との出会い」が、もしかしたら一番大きいのかもしれません。
noterは孤独です。
朝な夕なにスマホやPCに向かい、ひとり黙々と字を打ち込む。あるいはブツブツと宙をあおぐ。
「こんなことして何になるんだ」
「こんなもの誰が読んでくれるんだ」
そう自問しては答えが見つからなくて悶々とするnoterは、私を含めたくさんいることでしょう。
文学フリマは、そういった同志達が二次元ではない実際の会場に集うハレの日なのかもしれません。
会場のあちこちで、
「はじめまして、◯◯です!」
「◯◯さん、会いたかった!」
「◯◯さんですね、お名前は存じてます!」
といった会話で盛り上がる様子が、目に見えるようです。
東京から遠く離れたベルサイユ宮殿に住む身である私は(妄想です)なかなか参加できないのが残念ですが、皆さんの感想を拝読し、それを私自身のモチベーションアップにつなげたいと思っています。
そして、このフリマでたくさんの人と出会いたくさんの宝物を持ち帰ったnoterさんが、これからどのような形でそれを発信されるのかを、楽しみにしたいと思います。
文学フリマ東京35の開催、おめでとうございます。
ご盛況をお祈りしております。
行きたかったぞー!(心の声)