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アンという名の少女
最近ドラマの感想を多く書いているので、すっかりドラマアカウントと思われているかもしれません。
実は私はドラマをそれほど観るほうではありません。
あの「逃げ恥」も観ていませんでした。
いま観ているのは「おかえりモネ」と「青天を衝け」だけです。あと、この前終わったばかりの「花子とアン」の再放送。
「花子とアン」、少し前にも記事にしましたが、本当に良いドラマでした。
これを観ていると「赤毛のアン」を読み返したくなります。
そして、去年日本デビューした、このドラマ。
「アンという名の少女」
Anne with an "E"
9/12からシーズン2が放送されます。
全力で推します。
昨年9月にNHKでシーズン1が放送され、3話めくらいでハマって先が待てなくなり、Netflixを契約してシーズン3まで一気に観ました。
そこにいるのは、まぎれもなくアン・シャーリーです。
アンがいるのは、間違いなくプリンスエドワード島のアヴォンリーです。
素晴らしい再現性。息をのむほど美しいカナダの風景映像。
それだけでも一見の価値があります。
アンだけでなく、マリラもマシューもギルバートも、まるで原作から抜け出たようです。
ただストーリーや登場人物は原作と違うところが多くあります。
想像力豊かでおしゃべり好きなアンの性格はその出自や育った環境によるものであることが示唆され、「闇」を抱えた少女として描かれています。
それはマリラやマシューも同じです。
また、人種差別やジェンダー、性的マイノリティに触れる描写もあり、ただただ夢みる女の子の明るいストーリーというわけではありません。
しかし、強烈に惹かれる魅力のあるドラマです。
グリーンゲイブルズの中の、質素だけれども丁寧な暮らし。きちんと整えられたインテリア。
うっとりするような場面もたくさんあります。
徐々に大人っぽくなっていくアンとギルバートの関係も素敵です。
なのになんでシーズン3で中断したのだ!
いいとこなのに!
私が好きになるものは、漫画もドラマも未完の呪いでもかかっているのか…(泣)