あの時の不思議な夢(実話)
これはノンフィクションです。いつもと楽しい内容ではありませんが、私に起こった不思議な出来事を聞いてください。
ある日突然母から電話がかかってきた。
「ばあちゃんが倒れたって、先生の話では意識を取り戻すか、わからんらしいのよ」
母は長女で次女・長男と3人兄弟です。末っ子の長男は、その日すぐに車で向かい、母も帰省することになりました。ですが次女(以下:叔母)の方は事の重大さがわかっていないのか、来週行くと差し迫っている状況に対して感心がないようだと電話した母が言っていました。叔母の言い分としては前にも骨折れたりしよったけど体ピンピンしとるやんと。福祉用具を入れたり杖を使ってまあ日常生活を送れていましたが、まさか死ぬわけない。そう思っていたのでしょうか。。来週行くとか呑気な事を言ってたんです。
結局その時は母が説得しても聞く耳持たず、この時は母と長男:叔父と私の3人で向かうことになりました。
その夜、私は不思議な夢を見たんです。
ばあちゃんの家にいて、私の向かいでなにやら話をしている。話の内容は叔母の名前を出して何か喋っている。決して褒めてる内容ではなかったけど、ずっとその叔母の名前を言いながら何かを話しているばあちゃん。
「○○はいつもこうなんだけどな~」
「〇〇がこんなこといってくるんよ」
ずっと叔母の話。でもなんか嬉しそうに叔母の話をしている。何度も何度も。ずーっと。
目が覚めた時、叔母に急いで電話して「早く行け!」と催促したんです。
「感染対策が強くなって、病院では面会は1日につき1人1回までと決められてるから面会も狭まれている以上、生きてるばあちゃんを支えることは今だけだかもしれないんだよ」
私が医療従事者という事もあってか、叔母は実家へ帰省し母→叔父→叔母→私と面会の順番を変更し、ばあちゃんの面会に行けることになったのです。
ばあちゃんが倒れて4日目、それは私が面会するはずだった前日。叔母が面会から帰ってくると
「ごめん、明日からコロナが出たから今日で面会禁止だって」
それを聞いて私はふと感じました。
「あ、、、そういうことだったのか。」
そこから面会禁止が続き、2週間後にばあちゃんは亡くなりました。
今でもあの時の事は覚えています。母から電話で連絡が来たとき、少しパニックにもなりましたが、医療従事者なので送られてきた脳画像を見て予後予測も推測はできます。その画像を見てその夢を見たのか、ばあちゃんが伝えたかったのか、いまだに答えはわかりません。でも孫よりも子供の顔が優先と私も思うので順番を変更したことを後悔はしていません。でも不思議な事もあるもんですね。
ふぅ、この前はお盆でしたね。
ばあちゃん天国ではもう賞味期限の食べ物置いとかないでよー(´っ・ω・)っ
ではまた次回(^_-)-☆