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あなたの泳ぎは"けのびの見直し"で化けるかも?良いけのび/悪いけのび
どうも、足ひれ社長のヨシです!
「もっと速く泳ぎたい・・・」
「ドルフィンキックを上手くなりたい・・・」
「フィンスイミングで結果を出したい・・・」
そんな想いを抱えているあなた。
毎日、一生懸命練習してるのに、なかなか記録が伸びない。
SNS動画を参考に練習メニューを工夫してみても、今ひとつ変化が感じられない。
思うように泳げなくて、だんだんと不安になってきている。
もしかしたら、こんな経験はありませんか?
キックを強くしようとすればするほど、逆に遅くなる
疲れやすくて、長い距離が泳げない
フィンより自分が動いてる
周りと同じように練習しているのに、差が開いていく
後半になるとリズムが崩れる
「なぜ、上手くいかないんだろう・・・」
そう悩んでいるなら、その原因は意外なところにあるかもしれません。
実は、20年近く指導をしてきた中で、こんな方をたくさん見てきました。
そして、彼らに8割近く共通していた意外な盲点。
それは・・・
「けのび(ストリームライン)」です。
「えっ、けのび?そんな基本的なこと?」
「もっと本質的なアドバイスが欲しいんだけど・・・」
「フィンの練習方法とか、キックのコツとか教えてよ!」
そう思いましたか?
でも、ちょっと待ってください。
世界で戦うトップ選手から、日本代表クラスの選手、これから伸びていく若手、泳げない初心者、泣きわめく子どもまで、数えきれないほどの選手を見てきた私が断言できるのは・・・
「本当の意味で正しい『けのび』ができている人は、ほんの一握り」
という現実です。
そして、もっと衝撃的なのは・・・
「けのびがきちんとできない選手に、ドルフィンキックの上達はない」
ということ。
なぜなら、ドルフィンキックもフィンスイミングも、その動きの源は「体幹」にあるから。
なぜ「けのび」がそんなに大切なの?
ここで、ちょっと考えてみてほしいんです。
大きな木を見上げたとき、何が目に入る?
きっと、空に向かって伸びる枝や、風に揺れる葉っぱですよね。
でも、その枝や葉を支えているのは?
そう、太い幹です。
幹がグラグラしていたら、どんなに立派な枝も、きれいな葉も、台風が来た時にポキッと折れてしまう。
ドルフィンキックも全く同じ。
キックを打つ足は枝や葉っぱ、体幹は幹なんです。
フィンを履いて泳ぐ時、実は体幹の姿勢が間違っていると、どんなに強くキックを打っても、その力は水に伝わりません。
むしろ、フィンに自分が動かされてしまったり、余計な抵抗を生んでスピードダウンの原因になってしまいます。
だからこそ、基本の基の基「けのび姿勢」が重要なんです。
この姿勢こそが、体幹を安定させ、キックの力を最大限に活かすための土台になるんです。
じゃあどうやって練習したらいいか?
簡単です。
その場でけのびだけをやったらOKです。でも、いきなりその場でやっても姿勢をコントロールするのは難しいので、まずはビート板の上に乗って、少し浮力を借りながらやっていくのがオススメ。
ということで、これからよくある、致命的なストリームラインの例をいくつか、水中写真付きで紹介しましょう。
よくある3つの致命的な間違い
① 「脚落ち」パターン
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「え、これ俺かも・・・」
そう、実はこれ、男性に一番多い姿勢。
こうなってしまうと、重心が後ろに傾いてしまい、なかなか前に乗っていくことが難しいんですね。
でも、特に男子は太ももの筋量が多くなりがちなので、脚が落ちてしまうのは、仕方ないんです。
とは言え、改善したいですよね。
この姿勢になってしまう人で、意識すべき事は、お尻ともも裏(ハムストリングス)です。左右の足を揃えてから、お尻の隙間にコピー用紙を1枚挟むような意識をしてみましょう。
自然にお尻ともも裏がキュッと絞られ、沈みがちな脚が上がってくることでしょう。
② 「猫背」パターン
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「頭入れないと」とか、「ちゃんと腕を組まないと」とか、こっちばかりを強く考えてしまう人はこうなりがちです。
この状態だと、背中が丸まりすぎてしまうのが見るからに良くないのと、何より、水中に進んでいってしまいます。
③ 「アゴ上げ」パターン
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「前が気になっちゃう」
「どこを見るかは気にしてなかった」
これもよく見られる傾向です。前に進むことに夢中になりすぎて前を見ながら泳いでしまう。
実はこれにより胸が反ってしまい、下半身が①よりもさらに落ちていってしまう原因に繋がります。
写真のようにほぼ下につきそうになってしまう人も、冗談抜きで結構いますよ!
④「反り腰」パターン
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この姿勢も非常に多い。この姿勢の1番の問題は「骨盤の傾き」ですね。他の写真と比べてみてください。腰(水着のすぐ上)が反ってしまっているのがわかります。
イメージは「手〜背中〜腰〜お尻〜もも裏〜足」のラインが一直線になるようにしていきましょう。
できない人は、どうすればいいの?
まずは陸上で意識付け
仰向けに寝っ転がって「お尻〜腰〜背中〜肩」を、床にくっつける
→特に腰がなるべく浮かないように姿勢を作る。まずは膝を立てた状態で○今度は立った状態で、同じように壁に「お尻〜背中」をつけてみる
→できるようになってきたら、バンザイ、ストリームラインで挑戦壁がなくてもその姿勢で立てるように練習
文章だけだと難しい人は、解説動画をプレゼントしますので、コメントで教えてください!
プールでチャレンジ!
プールの中で、もう一度立ったまま姿勢チェック
まずは壁を蹴らずにその場でやってみる
→写真のようにビート板の上から始めると○壁を蹴ってけのびをしてみる
→いけるところまでできる限り長く浮いてキープできれば動画撮ってもらって確認
さいごに
「基本って、つまらない・・・」
そう思ってない?でも考えてみて。
世界で戦うフィンスイマーたちは、毎日この基本練習に時間を使っているんです。
それは、この土台があってこそ、本当の意味でのスピードが生まれるから。
今日からでも、鏡やカメラで自分のけのびをチェックしてみて!
きっと、新しい発見があるはずです。
ということで、今回もここまで読んでくれてありがとうございました!
この内容が「なるほど!」って思えた人は「スキ❤️」と「フォロー✅」、「シェア♻️」、「チップ💙」で応援してくれたら嬉しいです!
それと、あなたのけのびやドルフィンキックについて気になることがあったら、ぜひコメント欄で教えてね!一緒により良い泳ぎを目指していきましょう!
また次回お会いしましょう!
またね〜
フィンスイミングスペシャリスト
足ひれ社長 関野 義秀
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