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ダイエットで朝ごはんを食べないのは逆効果?食べるべき理由を解説

「ダイエットのために朝ごはんを抜く」という方法を試そうとしている方、もしくはすでに実践している方は少なくありません。
しかし、実は朝ごはんを食べないことがダイエットに逆効果であることをご存知でしょうか?
朝食を抜くと、かえって太りやすくなってしまうんです。

この記事では、朝ごはんを食べないことによる身体への影響とデメリット、そして、簡単に食べられるおすすめ朝食メニューをご紹介します。

朝ごはんを食べないことがダイエットに逆効果な理由

まずは、朝ごはんを食べないことが、かえって太りやすい体質をつくる原因になる理由から説明していきましょう。

筋肉が痩せて太りやすい体質をつくるから

朝ごはんを抜くことで、体脂肪だけでなく筋肉まで痩せることが研究で示されています。
筋肉は基礎代謝を上げる重要な役割を果たしており、筋肉量が減ると基礎代謝も低下。

基礎代謝が低いと、同じ量を食べても消費されるカロリーが少なくなり、結果的に太りやすい体質になってしまうのです。
また、朝食を抜くことで血糖値の上下幅が大きくなり、インスリンが過剰分泌されることで余計な脂肪を溜め込みやすくなってしまいます。

参考:朝食を食べないと、体重が増えるだけではなく、筋肉量も低下することを解明|NU Reserch Infomation|名古屋大学
参考:ダイエットには朝ごはんが欠かせない?食事と筋肉の関係を調査!|TANQ|立命館大学

朝ごはんは「パンだけ」ではダメ?

「朝ごはんを食べたほうがいいなら、手早く食べれるパンやごはんだけ食べておこう」と思っていませんか?
朝ごはんといっても、栄養バランスに気を付けなければなりません。
たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルもバランス良く含んだ食事が理想的です。

食事を抜くだけで痩せられると思うのは間違い

そもそも、ダイエットのために運動せず、食事を抜いてカロリーを減らそうと考える方が多いですが、実際には逆効果です。
食事を抜いただけのダイエットだと筋肉量まで低下した挙句、元の食事に戻せばリバウンドしてしまいます。

これでは、ダイエット後の体組成の内訳が悪化して太りやすくなり、ダイエットの無限ループに陥ってしまうでしょう。
『ダイエット=生活習慣の見直し』でもあるので、食生活の改善と運動を組み合わせ、長期的に取り組むことが大切です。

朝ごはんを食べないデメリット

朝ごはんを食べないことで生じるデメリットは、他にも挙げられます。
日常生活のパフォーマンスへの影響も含めて、5つのデメリットを解説していきましょう。

集中力・記憶力の低下で仕事や勉強の効率が下がる

朝ごはんを食べないと、脳に必要なエネルギーが供給されず、集中力や記憶力が低下します。
その結果、仕事や勉強の効率が大幅に下がることがあります。
特に、朝は脳が一日の活動を開始するためにエネルギー補給を必要とする時間帯なので、朝食を食べることは重要ですよ。

昼食時に血糖値が急上昇して脂肪を溜め込みやすくなる

朝ごはんを抜くと空腹時間が長くなり、昼食を摂る際に血糖値が急上昇しやすくなります。
急上昇すると血糖値を下げようとしてインスリンが過剰分泌され、脂肪を溜め込みやすい状況に陥ってしまいます。
結果的に、かえって太りやすくなってしまうのです。

生活リズムが乱れやすくなる

実は、体内時計は25時間周期なのをご存知でしょうか?
体内時計をリセットしてズレを直すためには、朝日を浴びて朝ごはんを食べる必要があります。

朝ごはんを抜くことは、生活リズム全体が乱れがちになる原因となりえます。
規則正しい食事は体内時計を整える重要な役割を持っているのです。

便秘の原因になる

朝ごはんを食べないと、腸の動きが鈍くなり、便秘の原因となることがあります。便秘はダイエットの大敵。痩せるためには、身体の巡りを良くすることが大切です。
朝食を摂って腸のぜん動運動を促進し、お通じを良くしていきましょう。

食欲が上手く制御できなくなる

朝ごはんを抜くと、昼食や夕食で食事量が増える傾向があります。
血糖値の上下幅が激しくなると、間食や甘いものへの欲求が強まり、食欲がコントロールしにくくなってしいます。
ダイエットはいかに空腹感を紛らわすかが重要なのに、これでは非常につらいですよね。

忙しい朝は何を食べればいい?おすすめ簡単朝ごはん3選

質の良い朝ごはんを食べろと言われても、忙しい朝に作っているヒマがない方も少なくないでしょう。朝がつらい方も多いですよね。
そこで、簡単に作って食べられるおすすめ朝ごはんを紹介します。

1.オーバーナイトオーツ

オートミールをボウルに入れて、牛乳に浸して一晩ふやかすだけのメニューなので、朝、調理する手間が省けます。
フルーツやナッツなどを、お好みでトッピングしましょう。

2. 全粒粉のトーストとアボカド

全粒粉のトーストにアボカドを乗せた簡単な朝食です。
全粒粉パンは低GI(血糖値が上がりにくい)で、食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富。
アボカドは一見ダイエットに不向きに思えますが、非常に低糖質で良質な脂質を含んだ美容に良い食品です。

ここにトマトやたまごなどの食材を乗せてオリーブオイルを加えると、栄養バランスがさらに良くなり、美味しくなりますよ。

3. おにぎりと味噌汁

手軽に作れるおにぎりと味噌汁の組み合わせです。
おにぎりには具材として、鮭や梅干しなどを入れてたんぱく質やビタミンをプラスするといいでしょう。
味噌汁にはいろいろな野菜をたっぷり加えると、より栄養バランスが整います。

和食は栄養バランスがよく、朝ごはんにもぴったりなので、積極的に摂るのがおすすめですよ。

まとめ

朝ごはんを抜くことは、ダイエットに逆効果であるだけでなく、日常生活にも悪影響を及ぼしかねません。
朝ごはんをしっかり摂って基礎代謝を上げ、仕事や勉強のパフォーマンスを維持し、生活リズムを整えましょう。
忙しい朝でも簡単に作れる朝ごはんを、ぜひ試してみてくださいね。

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