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『ノットエンドレスキャットウォーク』 (中高生たちの超短編小説 025)
探究学習塾エイスクールの中高クラス「探究ラボ」に通う16名の中高生たちと4名のメンター・ファシリテーターが書いたオリジナルの『超短編小説(インスタント・フィクション)』を掲載しています。誰が書いたかわからない、ちょっと不思議な約400字の世界をお楽しみ下さい。感想(コメント)もお待ちしております。
時は20xx年、人類は猫に支配された…!!
猫の配下になった人類には、幸せだという猫派や屈辱に潰れる犬派、あるいは猫アレルギーで爆散する者が存在する中、彼だけは猫の支配に溺れずにいた。
彼の身長は猫ほどに小柄で、猫らしい灰色の髪に黒メッシュを入れている。
さらに彼の瞳孔は猫みたいな切れ長で、猫のようにツンデレな一面もある。
こんなふうに猫風の彼は、その猫さから猫達に馴染まれて猫界に生きていられる。
今日はバレンタインデーだから、あたし彼にチョコ渡したよ!
たくさん渡したから食べきれないかなあ??
その夜、キャット&ニャア・ホールディングスのとある課の猫達が中毒死し、人類は支配から逃れる第一歩を歩んだ。