『俺と誰かの2週間』　（中高生たちの超短編小説 015）

探究学習塾エイスクールの中高クラス「探究ラボ」に通う16名の中高生たちと4名のメンター・ファシリテーターが書いたオリジナルの『超短編小説（インスタント・フィクション）』を掲載しています。誰が書いたかわからない、ちょっと不思議な約400字の世界をお楽しみ下さい。感想（コメント）もお待ちしております。

火曜日、図書館で本を借りた。返却期限は再来週の日曜日だ。

木曜日、今日は最近好きになったアイドルが音楽番組で曲を披露する日だ。このために定時帰宅頑張るぞ。

土曜日、お気に入りのアイスがスーパーで安くなっていたので買いだめしといた。これで当分は困らないだろう。

月曜日、もうすぐ3年目になる彼女から急遽水曜日にデートの約束が来た。丁度プロポーズを考えていたんだ。デートの後脱ぐ可能性を考えてジムで運動をした。

水曜日、彼女と遊園地に行った。とても混雑していた。別れ際に振られた。その場で大号泣した。10万円の輪っかは何処かへいった。

金曜日、頭が痛い。喉も痛い。目も痛い。何も考えたくない。今日は寝る日にしよう。

日曜日、1日中寝ていたからか痛みが治った。明日は無事出勤できそうだ。さぁ、切り替えて頑張らないと、