【生きづらさと向き合う】自己嫌悪のデブリドマン#143
Good&New
愛知県常滑で塾をやっているボンちゃんこと、井上太貴さんとの読書会
今回の課題図書は、あなたの生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。安冨歩 著
東大教授が語る「自己嫌悪」について、教育現場と、施術現場の目線からの対話を
帯にある、言葉が秀逸で
なぜ、しんどいのか
なぜ、うまくいかないのか
自己嫌悪は、どこから生まれてくるのだろうか?
あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。 他人に支配されず、自由に生きる技術
⚫︎自己嫌悪の源泉
思考や、研究によって、安冨さん自体の「自己嫌悪」は、かなり改善されたそう
言葉にして、分解して、理解することで向き合ってらした。
自己嫌悪との戦いに活用してほしいと、あとがきにあるように
一読することで、多くの気づきがあると思う
この前に出されてる「生きる技法」これも近日中に読みます。
何かをして、自己嫌悪になるのではなくて
元々自己嫌悪(欠けた部分への思い)があって
その上で、行動し結果として自己嫌悪を感じ
またその自己嫌悪をしないようにする為に考える。
「空気が読めない」「ダサい」「遅い」など
集団にいて、自己嫌悪になる場面の元は
元々ある自己嫌悪が原因
生きている中で、持ったしまった自己嫌悪が自然と隣にいるから
行動の結果だけの問題ではないという
⚫︎憧れの弊害
WBCで話題になったキーワードですが
この「憧れる」の語源
「あくがれる」
魂が自分から離れ、何かに引き寄せられている状態を指しており
イメージしている、憧れとは少し違う表現になっている。
憧れは、自分の欠けている部分を埋める欲求であり自己嫌悪の種
ないものを欲することを、良いことだと思い込んでいるのは
自己嫌悪を増幅させかねない
この風潮が、じわじわと人の自己肯定感を奪っているのかもしれない。
自分に返って、自分を大切にすることが先行して行いたい部分で
憧れ探しは、沼にハマるだけかもしれない
自己愛と、自愛の違いもこのあたりで分かれる。
⚫︎社会が作る自己嫌悪
そう思うと、世の中は自己嫌悪製造機だらけ
メディア、学校、コミュニティ、親戚、家族、、、
足りない自分を嫌いになる要素が、そこらじゅうにある。
驚くほどに、自然にある。
戦後の経済成長を支えたのは、この自己嫌悪かもしれないが
その反動を、受けているのが今の時代かもしれない
一億総中流にすることは、基準を作り
欠けた自分の可視化をする。
一般家庭、均等な教育など、多くの繁栄をもたらしたシステムは
自己嫌悪の影を、一部の人に大きく落としたかもしれない
特に「普通」の呪縛は、強い魔力を放ってる。
社会や、国のあり方に感謝はすれど
この自己嫌悪との訣別は、先の人生を大きく変えるだろう。
自愛の時代になるといいけども
気がつくまでには、時間を要する。
まとめ
実は、昨年末に読書会の提案本として購入していたけど、長きに渡り積読に
しかし、本を読みながらいかに自分が自己嫌悪と生きてきたかが、痛烈に刺さってしまい
何回本を閉じたかわからない、、、
読書会がなかったら、読みきれなかったかもしれない
デブリドマン的書籍だった
心の表面の瘡蓋どころか、中までゴッソリ削れる
自分の自己嫌悪の層を、捨てる作業を読みながらすることの
苦しさよ
まさに、藤井風の「満ちてゆく」が如く
この経験が、さらなる成長に必要だと思い
また、開いてしまうのは、手放すものがあるからだろうなと
必然の一冊でした。
そして、こちらを↓
【告知】
凸凹会議 療育トーク【才能が開花するために今できること】
後援:相模原市 相模原市教育委員会
3月24日 9:15開場 9:30開演 11:30 終了
ユニコムプラザさがみはら セミナールーム
残り60名参加可能です。
【演目】
・茂呂ミニセミナー「発達障害は才能である」
・パネルディスカッション「楽しく才能を活かすために」
✳︎最後まで読んでくださってありがとうございます。
コメント、いいね、フォロー嬉しいです。
各種媒体での発信もありますので、そちらもどうぞ
お仕事のご依頼は、セキグチミツル公式LINE
施術のご依頼、ご相談はアスケア治療院公式LINEまたはInstagramのDMがスムーズです。
⚫︎歩きながら考えるマガジン
⚫︎セキグチミツル X/twitter
⚫︎アスケア治療院 Instagram
⚫︎アスケア治療院 公式LINE(予約とコラム)
⚫︎セキグチミツル 公式LINE(イベント/講演会のお知らせ/時々コラム)
⚫︎ほぼ毎日の音声配信 生きやすさラボ
⚫︎欲しいものリスト