【プロメテウスは不死身】文明と幸せと#73
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元Jリーガーで元フィリピン代表で、現在Jリーガーのパーソナルトレーナーをしている大友謙侑くんと、お茶をしながら體談義を
ツールや、メソッド、サプリメントなど1つではなく、複合的かつ実践的に学んで咀嚼して、教えられるフェイズまで持っていく姿勢にいつも刺激を受けています。
こないだは、AIの話までいきました文明の利器を使わない手はないよな
プロメテウスは死なない
ギリシャ神話に出てくる話
タイタン一族のプロメテウスは、ゼウスに与えられた罪で3万年もの間、内臓を大鷲に食われることになる。
不死身だから、翌朝には復活し未来永劫にわたり苦しみを味わい続ける。
プロメテウスが、ゼウスに与えられた刑の理由は、人に火を与えたこと
人に火を与えたことで、人は文明や技術の向上の恩恵を受けたが、その火を使って武器を作り、戦争を始めた
プロメテウスの罪は、文明の進化をしても、未来永劫人の欲望が減ることはなく
幸せになることは、ないという話
不死身でも、文明が進んでも人類は幸せになれない。
のかも、しれない
奇跡の林檎
木村秋則さんという、青森のリンゴ農家の方がいる。実は都市伝説系のYouTubeを見ていたら名前が出てきて、気になって本を読んだ。
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)
無農薬のリンゴ栽培をされている方だ。
農業と無縁の僕は、全く知らなかったのだが、リンゴを栽培するのには、かなり農薬の量が必要だそうで
害虫と木の病気を避けるためには、かなりの歳月をかけて、その栽培法が確立されて流通、ブランド化に発達したという。
農薬を使わないリンゴなんて不可能だと言われていたところ、可能にしたのが木村さんというわけだ。
農薬という不自然
プロメテウスの件は、この本からきている。
作者の、石川拓治さんが触れていたポイント
プロメテウスが火を人に与えたことにより、人々は便利になったが、競い争うようになった。
幸せになりたい欲望は、とどまることを知らない
一つ叶えば、また一つ
人は欲望を追いかけて生きている。
木村さんの無農薬への思いは、農薬散布による体調不良がきっかけ
作れば、体が荒れて、寝込みを繰り返す中での疑問からスタートしており
農薬が、何をどうしているのかを突き詰めた結果
農薬が避けたものの行方や、人為的な介入により失われたものの行方を探り当てた。
綺麗に整った畑ではなく、自然の中に林檎を長い時間かけて戻したことにより、土や空気の変化が不可能といわれた無農薬栽培を可能とした。
自然に戻ったなかで、必要な手を加える所に辿り着いた。
奇跡の林檎が出来たのは、ある種の文明の巻き戻しであり、否定とも言える。
有為不自然な形が、当たり前になってしまったこの世の中で、無為自然のありがたみを体現した。
本当は、そのままで良かったのかもしれない
腐らずに枯れた林檎は、元に戻っただけなのかもしれない
まとめ
無為自然や、キリスト、ブッダの教えは、この欲望に対する抑止力という旨の記載が奇跡の林檎にはある。信仰の中身は置いておいて、欲望への戒めは聖書や経典の必須項目とも言える。
ギリシャ神話も、その様相が強い
戒め
季節関係なく食べ物を口にしている現在において、無為自然に戻るのは人類の課題であった飢えの苦しみを味わうことになるのかもしれない
飢えを解決したら、飽食過食の問題が生まれて、生活習慣病が現れて
それを薬が解決して、またそれを体が反応して
プロメテウスが死ねないことと同じく、人もまた、、、である。
欲望も問題も尽きない、生きやすさはどこにあるのか?
それぞれが、思い出すべき奇跡の林檎は何なのか?
まさに、君たちはどう生きるのか?である。
僕は、とりあえず木村さんの林檎を食べてみたい
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医食同源のお話と、健康の山を違う形で登ってた二人の話が
あなたの健康に刺さりますように
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