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【社会】世の中の生きづらさ・息苦しさ~リアルとバーチャルそれぞれで生きる~

始めに

今の社会は息苦しい・生きづらいという人が多いように思います。本当にそうでしょうか。日本という単位で見た時に、確かに社会全体としては下り坂です。政府の経済・財政政策の失敗と、少子高齢化・人口減少というダブルパンチによって、家計や生活が苦しくなっているということはあると思います。しかし、それ以外にも理由はあるのではないかとも感じています。

生きづらさの原因は何か

1、生活・家計の苦しさ

社会全体としてのモヤモヤ感の正体の一つは、実際に生活が苦しくなっているということが挙げられます。というのは、ほとんどこの30年間で日本は経済成長していません。それだけならまだしも、その間に社会保険料負担はかなり大きくなっています。またサラリーマンの給与は可処分所得で見た時にも減っています。バブル崩壊以前と現在では数十万円も違うわけです。

また他にも格差の問題もあります。相対的貧困によって子ども達の中に満足に食べることが出来ない子が出来ていることは確かです。これも結局のところは非正規雇用の増加に不安定な収入という、政府の経済政策・労働政策的な失敗によるところが大きように思います。年功序列賃金はよくないですが、日本型終身雇用というのは、最近再評価の動きがあるように思います。

2、ネット社会の進展

私はこのネットというものがもたらした社会への影響も大きいように思います。というのも、スマホが1人一台の時代になりSNSによって自由に発信することが出来る時代になりました。しかし、それによって今までにはなかったようなことが発生することになりました。というのは、炎上であったり、自殺につながるようなアンチの存在です。発信することと、人を傷つけることが紙一重であることです。

特に新型コロナウイルスの感染拡大によって、デジタル化が加速度的になっている中で、自粛警察に代表されるように、何か世の中のちょっとしたことに非常に敏感になっているように思います。ネット社会の正義が、牙を向き出したように思います。マスクの着用なども含めて、個人の自由と個人の自由がネットの世界で直接的にぶつかることが多くなっているように感じています。今までの喧嘩はリアル社会でのぶつかりでしたが、現在はインターネット空間での喧嘩になっているように思います。

「言葉」「情報」への感覚を研ぎ澄ます

言葉というのは非常に大切ですし、重みがあります。日本には言霊という言葉もあります。生きていて何か息苦しくて、生きづらさを感じてるいる人は多いでしょう。そしてその原因はやっぱりSNSにあるのではないかと考えています。そしてSNSの世界では言葉というものが、コミュニケーション手段であり、暴力にもなります。

従って、言葉に磨きをかける必要がありますし、手軽に情報発信できるからといって、言葉が軽くなっていけないと思います。、その点、恐らくこの生き辛さの正体は、多分自分たちが発している言葉や情報が原因ではないかと思います。

終わりに

世の中が大きく変わる時、全員がその変化を受け入れる事ができるとは限りません。但し、このネット空間の発達が、世の中の根本を変えたことが確かでしょう。また、インターネット空間の出現によって、私達のリアルとバーチャルという2つの世界で生き行かなければならない、現代人の生活様式をもたらしたと思います。どう折り合いをつけながら、幸福に生きていくか。向き合い方が求められていると思います。


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もっと輝いている未来の自分を想像しながら、今を生きて行きましょう。

辛いことも苦しいことも、それはきっと成長している証拠。

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