【社会】日本未来は暗い~自分の人生をよりよくするために必要なこと~
始めに
日本社会はこれから良くなっていくのか、悪くなっていくのかと問われると、多くの人は悪くなっていくと答えるのではないでしょうか。そしてそのことを論理的にも感覚的にも理解している人が多いのではないでしょうか。かくいう私も社会全体が良くなっていくとは考えていません。だからこそ、自分と家族ぐらいは幸せに行きることが出来るくらいいは頑張りたいとは思っています。
何故こんな記事を書くのかというと、Facebookに何とも言い当て妙な、納得できる画像が回ってきたからです。詳しく調べてみると、木下斉さんという方が書かれた記事で、この方の本も読んだことがありました。まちづくり関係を長らくされているようで、その界隈では有名な方です。
Newsweek日本版記事より
「地方組織が人手不足に陥る理由「4つの矛盾」が優秀人材を辞めさせる」
1、いい人材がほしいけど、給料はあまりあげたくない
2、終身雇用はしないけど、会社には忠実でいてほしい
3、即戦力なってほしいけど、教育投資はやりたくない
4、積極性はほしいけど、自分には従順に従ってほしい
以上:Newsweekニューズウィーク日本版
2019年7月4日(木)16時30分 付
以下リンク
https://m.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/4-78_2.php
それぞれ考えてみる
1、いい人材がほしいけど、給料はあまりあげたいない
よくわかります。特に社会人として働くようになると、衰退している地方ほど、この傾向が強いなと感じます。逆に労働者側から考えてみると、給料が低いところより、給料が高い方が良いに決まっているわけで、転職してよりより会社に入ろうとするのは理解できます。「飯を食っていけるか」とよく言いますが、そういうことです。
2、終身雇用はしないけど、会社には忠実でいてほしい
終身雇用制度は日本独特の雇用体系と云われています。戦後の高度経済成長期からこの流れが作られ、だいぶ無くなってきてはいますが、まだ一定その傾向があることは確かです。特に、若い人ほど1つの会社に一生勤めようとは思わないものです。しょうがないといえばそこまでですが、そうして転職を繰り返す若い人が増えることで、より一層その後の世代にもその傾向は強くなることでしょう。安定していないのに、会社に忠実でいてほしいというのは経営者にとってプラスでしかないことですね。
3、即戦力なってほしいけど、教育投資はやりたくない
社会人になって会社に勤めて、早く活躍したいとは誰しも思うことだと思います。結果を出して、昇格して、、、そしてそのことは会社も求めていることだと思います。その方が会社としても助かるわけですから。ではお金は出すのかというと、そういうわけではないんですね。都市部のお金のある会社であれば、バンバン研修等にも出すのでしょうが、地方ほど口は出すがお金は出さない傾向は強いように思います。この場合の教育投資とは、ソフトハード面どちらもだと思います。
4、積極性はほしいけど、自分には従順に従ってほしい
来ましたって感じです。都市部でもこの傾向はあるように思います。特に体育会系の会社であれば、この傾向はなお一層強いのではないかと思ったりしています。積極的に動いても、怒られることがあったりするので、そこに関しては残念としか言いようがないのですが、、、結局、積極性とか何とか言いながら、俺には従えという年齢的な上下関係を求めるのだと思います。そこで優先されるのは、どちらが年齢的に上であるかであって、出来る出来ないという能力的側面の優先度は下がります。
優秀な人はますます都市圏へ
木下斉さんが書かれた記事の見出しからもわかるように、優秀な人材ほど都市部へ流れているというのは間違いのないことだと思います。地方で働くメリットがほとんどないからです。あるとすれば、子育て環境が良いということくらいでしょう。しかし、結局のところ給料が低ければ、どうすることも出来ない壁は一定あると思います。
そもそも未婚率が上昇していますし、結婚願望がない人も増えています。自分という最小限度の「個人」を優先する時代においては「結婚」「家族」よりも「働く」「個人」の方が大切になっていくのだろうと思います。
終わりに
久しぶりに面白くないけど、面白い記事を見ました。2019年の記事なのでもう2年以上も前の記事です。納得出来ることばかりなのが、これまた不安と暗い未来を想像させるわけです。社会人になってから本当にそのことを痛感しています。自己責任は良くないとは分かっても、社会というパイがこれから小さくなっていく以上、まずは自分のことを最優先してしまうことにならざるを得ないでしょう。そうすればもっと日本人の精神性は荒んでいくのかなと思ったり。さあどうするか。
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最後までお読みただき誠にありがとうございました。
この記事があなたにとって少しでもプラスになれば嬉しいです。
もっと輝いている未来の自分を想像しながら、今を生きて行きましょう。
辛いことも苦しいことも、それはきっと成長している証拠。
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